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「えたいの知れない不吉な塊」。

昨晩の幾つかの「つぶやき」に幾つも「スキ」をいただきましたのに、今朝になって削除してしまいました。ごめんなさい。

昨晩は9時前に寝てしまいました。3時にアラームを掛けて。(かろうじてシャワーは浴びてから。(実は、最近ときどき、お風呂には入れないことがあるんです。これも鬱的な状態の特徴ですよね…。))

アラームが鳴るより前、午前1時半頃に目が覚め、(仕事がまったく終わっていなかったので)一旦は机の前に座りました。が、「ぼーっ」とするだけで何もできず、30分ほどで再びベッドに潜り込みました。

次に起きたのは4時前。ベッドの上に起き上がってしばらく座っていたんだけれど、これも何もできず、再び横に。
次は、起きなきゃいけない6時になってもなかなか起き出すことができず、結局、普段より遅い出社となってしまいました。もちろん、弁当を詰めることもできずに…。

正直、「今日は休もっかなぁ…?」って思いました。
「『体調が悪い』って言えばいいんだよなぁ」って。
でも、今日行かないと二度と行けなくなるような不安も。
それに、もちろん、今日ちゃんと出社すべき理由もあったし。
「今日行かないと、もう二度と行けないんじゃないだろうか?」
「それは『死』を意味するのか?」
そんなことをずっとグルグルと考え、6時半前に蒲団を抜け出し、慌ててアイロンを掛け、ネクタイを結んで出社したのでした。

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もう10年以上前のこと。人と喋っているときに目の前がチカチカしてきた。
その「チカチカ」は次第に大きくなって、最終的には視界の3分の2くらい、キラキラとした大きな輪っかがグルグルと回転して、でも、それは目の前の彼には気付かれていないだろうから、私は自分の視線が「普通」であるかどうかを気にしつつ彼との話を続け、そうこうしているうちに輪っかは消えていった。

人(って言うか、「妻」)に連絡すると、
「それは『閃輝性暗点』だよ」
と言われ、ウィキペディアで見ると、今自分が見たのとまったく同じ七色の光り輝く輪っかの絵がそこには描かれていた。驚いた。
芥川の『歯車』もそれだったとかいう情報もそこに。
私も、もう一度見てみたいものだと思っているのだが、10数年前のそのとき以来、再び見ることはできていない。

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久しぶりに梶井基次郎の「檸檬」を「やる」ので、先日(日曜?)の晩、慌ててレモンを買いに行った(最近、お酒を控えていて良かった♪(けれど、レモンと一緒にビールを買って来ちゃったんだけれど…。σ(^◇^;)))。

で、「檸檬」冒頭にある「えたいの知れない不吉な塊」、である。
これって、上(トップ)に写真を貼った「これ」なんじゃないの…???

写真は、『うつヌケ』より。
梶井さん、それ、鬱だよ、きっと…。

前に「檸檬」を「やった」のは(これもまた)10数年前のこと。そのときも、私はいつもレモンを手に持っていたのだが、確かにね、これを手に持つと(ちょっと)落ち着くんですよ。重さとか、匂いとか、明るい色だとかのおかげで。

これからしばらく「檸檬」、続きます。「えたいの知れない不吉な塊」にあまり魅せられることのないよう、気をつけたいと思っています。

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重ね重ね、昨晩のつぶやきを「スキ」ごと消しちゃったこと、お許しくださいませ。