学校経営のビジョン
昨日、ついに育休を明けまして、元いた小学校に戻りました。
第1回職員会議の初めに、校長から学校経営の方針が発表されます。
うちの校長が見せたのは、写真。緑色のキラキラした感じの・・・
「イングリッシュガーデン」
庭好き、ベニシアさん大好きな私にはピンときた。様々な木や花々が、それぞれの良さを活かしながら 調和している。自然のままの良さと、手を入れた美しさの中で 清々しい風がふく。そんなイメージ。
具体的には、「3つのあ」あいさつ、安全、安心の取り組みで子どもたちが安心してチャレンジできる場をつくりましょう。という話もあった。
結構いい方向に向いているんじゃないか?よし、この校長についていこう!と思ったのです。
しかし、このイメージを共有したのは私だけなのか?と疑うことも。
相変わらず、日本の小学校では「キヲツケ」「レイ」「まえへならえ」の戦時中(?)文化が残っており、朝会のながれの文章にまで【校長講話が終わったら「キヲツケ」「レイ」】と明記してあるのだ。こどもに命令する風景なんて、全くイングリッシュガーデンのイメージとちゃうやないかい!!怒りさえ感じた私は、自分の考えを訴えてみた。周りの先生たちは「ハア?」って感じで「じゃあ、どうしたらいいんですかねえ」と。「礼ぐらい相手を見て自分で考えてできる人にしたいです。」と私。
この件については一旦預かり、ということになり午後、校長からの返答あり。
とくに低学年の発達段階では、相手を見て礼をするのは難しい。まずは号令でできるように指導し、徐々に変えていくのはどうか、とのことだった。
今年度の私の担当は2年生。子どもを甘く見てはいかんぜよ。絶対に号令なんかなくても、自分で考えて動けるようにするんだ〜!!
とにかく、号令で動かすのに違和感を感じているヒトがいることは伝わった。そして一応 校長も考えてくれたようでホッとした。
子供がチャレンジできる場を作るなら、オトナだって挑戦していかなければ。復帰初日、自分はよくやった!と誇らしい気持ちで、夕食時家族に報告したのであります。