2月から5月までに未来を思考するために読んだ本ービジネス書編(1)2030年から2060年まで一気に思考するよ。【百冊挑戦!】(追記あり)
・いつもタイトル(1)で(2)がない。(2)を書こうと思って(1)とつけるのだが、(2)が書けたためしがない。
・なんか考えているときにビジネス書を読む。読んでいると自分の考えが急にまとまったりするのだ。アイデアが生まれてくることもある。そして、ほとんどの場合において、まとまったり、生まれてきたりした「それら」は本の内容そのものとは全く関係ない。関係ないが、お世話になった本をいくつか紹介しようと思う。
2030年 すべてが「加速」する世界に備えよ ピーター・ディアマンディス&スティーブン・コトラー著
テクノロジーがコンバージェンスにより加速度的に進化する。以前に比べてテクノロジーの進化が予測を超えて加速している理由は、すでにあるテクノロジーが融合した結果であるという例を挙げ、2030年までにテクノロジーによりどのような世界が実現されるかを書いた本。テクノロジーそのものを羅列するのではなく、その法則が語られているので未来を思考するのに役立つ。2030年という予測可能な範囲のテクノロジーの可能性について書かれていて好感。(本当はそれでも予測は不可能なのではないかと思う。誰がインターネットがつながる10年前に、スマホが出る10年前にこんなに世界が変わると予測していただろうか。少なくとも書籍にはなっていなかったんじゃない?)
2040年の未来予測 2040 成毛真著
元マイクロソフト社長の成毛さんの著書。Facebookの投稿は毎回大変勉強になります。で、これは、「今しか見てない奴ら、目を覚ませ!」って本。今しか見てない人たちは、まずこれを読んで、うわ、大変だー!って思いましょう。今すでに未来に何が起こるか予測して生きている人たちは、2030か2060を読みましょう。
2060未来創造の白地図 川口伸明著
ジャケ買い。書かれていることは2030年に実現可能なテクノロジーとその後の進化の予測。2060年を空想する。実際には、現在研究が進んでいる、もしくは実用化に入ろうとしているテクノロジーについて幅広く分野ごとに章に分けて羅列されている。短時間で読了でき、ざくっと何が起こっているかが体系的に把握できるのがとても便利。特に医療・ヘルスケアの未来。マイクロバイオームマネジメント(私は腸は脳だとうっすら信じている)とか、再生医療とゲノム編集技術のコンバージェンス。私は、120歳まで生きると思って心して暮らしているのだが、これを読んで考えを改めた。なんならもっと生きる。
追記 : たぶん120歳まで地球で生きるためには、私自身の健康(もしくは老化)をなんとかするテクノロジーだけではなく、地球環境の悪化をそれに対抗するテクノロジーの進化が追い越さないといけないのだと思う。頑張ってほしい。火星には全然住みたくない。地球に住んでいたい。
2030、2040、2060を並べてみたかっただけってことはうすうすバレていると思う。この機会に「2050年のメディア」でも読めばよかったかと思うが力尽きた。
日本の新時代ビジョン 鹿島平和研究所 PHP総研編
普段だと読みづらいから読まないインタビューを編集した書。献本いただいたのと知っている人が何人か答えているので手にとった。意外にも(失礼・・・)大変勉強になりました。素晴らしい皆さんの提言を読み、そのいくつかに著しく共感。思考の助けになった。
POST CORONA SCOTT GALLOWAY著
SCOTT GALLOWAYの著書は全部読んでいる。New Yorkのイベントでキーノートスピーチもリアルで聴いた。週二回のポッドキャストも聴いている。 YouTube動画もたくさん観た。ニュースレターも取っている。挙げ句の果てにコロナでリモート中には、オンラインで3週間のスプリントでBrand Strategyの授業も受けた。白状しよう。要するに私はSCOTT GALLOWAYのファンなのだ。ちょっと先の予測をする彼のブラックで早口なトーク。時々自分のプライベートな生い立ちを交えてハートウォーミングなことを言ったりする(ちょいあざといと思う)ところも含めてファンなのだ。彼の話を聞くとアメリカの現状の課題が分かる。そして少し憂鬱になる。アメリカ以外のことには全くと言って良いほど触れない。そしてこれまで紹介した本とは違い、ずっと未来のことを思考するための本ではない。でも、アメリカの3週間から1年後までの近未来の話を予測するには彼の話を聞くと役に立つ。
プロデュースの基本 木崎賢治著
勧められて読んだ。正直よくわからなかった。「こんなにまるごと役に立つ本はちょっとなかったと思うよ。100冊買って社内で配ります。」って糸井さんが推薦している。私がダメなのだろうか。
経営学 小倉昌男著
大変勉強になりました。一から出直します。
追記: Facebookにポストしたらこの本の編集者だった柳瀬さんからコメント頂いた。これは小倉さんがゴーストなど使わずにご自身で執筆されたもので、それは大変珍しい事だという事。また、「経営学」を執筆するひとつのきっかけが、福祉の世界に「経営」を持ち込むことで改善をしよう、ということだったとの事。素晴らしい経営者であったと、改めて尊敬する。
前回も書いたが再掲。
何で書籍の写真、もうちょっとマシなの使えないのか?とかAmazonのリンク貼ってよ!とか思っている方もいらっしゃると思いますが、書籍は本屋さんで買うと、知らない本との思わぬ出会いがありますよ。というわけでAmazonのリンクは貼りません。(写真がひどいことの言い訳にはなってない)追記:せめて読む前に写真を撮ればもう少し綺麗かもな。
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