リンネの日記~地球オルゴール~
著者 カワムラジオ
-リンネの森-
時間について考えることは、ひょっとしたらナンセンスなのかもしれません。その根源がこの宇宙の外にあるかもしれないからです。時間は変化によって現れます。変化が時間によって起きるのではなく、時間と変化は同義です。
さて、リンネが森の中で鳥たちと会話をしています。死んで枯れた大樹に腰かけ、そこに光が差しています。普段、リンネは森のそばにある街で、普通に暮らしています。時折この森に来て、静かに耳を澄まします。
illusted by カワムラジオ
今、森は新しい命(life)で満ちています。死んで朽ちた木々から新しい芽が息吹いています。生き物たちは死と再生、食物連鎖を通して共生し合い、森のうたを奏でています。
空には月と太陽があります。
宇宙では星たちは、重力(gravity)と光(light)でメロディーを奏でます。そのメロディーは森まで届き、森のうたと合わさります。月と太陽と森が奏でる交響曲は今、第一楽章です。
-リンネの街の暮らし-
地球のダイナミズムを歯車に例えて、現象をメロディーに例えたシステムを地球オルゴールと言います。岩石圏(lithosphere)、生物圏(biosphere)、大気圏(atomosphere)という大きな歯車が回っています。
地球オルゴールの歯車は宇宙のメロディーのリズムで動いています。
リンネの住む街では、人々が、日常生活を送っています。人々は、暮らしながら宇宙のメロディーを聴いています。人々は、小さな歯車であり、一人一人暮らしというメロディーを奏でています。
-リンネの哲学-
この宇宙は繰り返します。それは、この宇宙の”愛”が”円環”だからです。地球は太陽のまわりを回ります。月は地球のまわりを回ります。季節は1年を廻(めぐ)り、生命は命をつなぎます。
ニュートンは自身の著書、Principiaプリンキピア~自然哲学の数学的原理~の中で、自然というものには際限がなく、究極的には、物体の運動は円を描く、ということを、述べています。その証明の中で、核を成しているのは、比(ひ)です。時間と速さの比が、証明の根幹であり、その比は引き合う力(ちから)を表します。
お互いを引き合う力(ちから)とは、重力のことです。この宇宙では万物は引き合い、円を描こうとします。
円はLove(愛)のシンボルです。
太陽と地球がつくる円(Love)が、季節を廻らせ、森の生き物たちに愛をもたらします。
-珈琲time-
月と太陽と森が奏でる音楽を聴きながら、街では、人々が珈琲の時間を楽しんでいます。
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