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子供へ送る本

あまり読書の習慣がない我が子らに、本を贈ろうかと思う。(珍しく普通)

学校から毎年、推薦図書のリストが配られてたりするのだけど、そもそも、小学生の頃の自分がこういうもの(大人がすすめる良き本)がとても嫌いだったので、今まであまり気に留めていなかった。

でも、よくよく見ると、これは私も読んだぞ、という本がたくさんある。

十五少年漂流記、すごく好きで、何回も読んだ。ちいちゃんのかげおくり、3年生の教科書に載っていて印象に残った話だ。ぼくらの七日間戦争、私の反抗期のバイブルじゃん、大変よろしい。野口英世も好きだった。てかこれ漫画じゃん。

自分の恣意を大いに感じながら、サバイバル系ユーチューバーが好きな長男に、十五少年漂流記を勧めてみたら、じゃあ読むよと言う。

長女(小1)にも、読書最低3冊という夏休みの課題があるのだけど、我が家にすでにある本がいくつかあるので、せっかくなのでこの中から選んで読んであげよう。

それにしても、私は子供の頃は読書の習慣などなかった、と認識していたけど、そういえば家には色々本があったと思うし、学校の図書室にはよく出入りしていた気がするし(十五少年漂流記はたぶん図書室経由)、学級文庫もよく利用していた気がする。大人の計らいで、実はそれなりの量、なんとなく読んでいたのかもしれない。

漫画と同列のエンタメと捉え、勉強・研鑽系の意識は全くなかったから、大人が喜ぶような「読書」というやつはしていない、と認識していたのかな。読書感想文なんかも、その場凌ぎでたいしたこと書いてないし、1ミリも覚えてない。大人がひとの感想を恣意的な基準でジャッジする構図が面白くないから、もちろん嫌いだ。

5,6年のリストは、大人の私にとってもアツい。これまでにすでに読んだ名作もあるし、まだ読んだことのない、いつか読みたいと思っている本が並ぶ。

大人になってからの読書は、もっぱらノンフィクション、自己啓発、スピリチュアル系が主で、フィクションの物語の摂取は、本からはしていなかったけれど、せっかくここで出会ったから、また読んでみようかな。

今度、メディア教育の話をまた人前ですることになっていて、いわゆる「スマホ脳」とかの関連本は目を通しておこうかな、と思うのだけど、正直、購入前にレビュー見るだけでげんなりすんのよ。デジタル弱者が溜飲を下げる話とか、昔は良かった系視点の話は未来がないなと思うから。(いちおう主張は拾うべく、読むよ)

ゲーム脳とか、テレビで人が馬鹿になるとかと、同じレベルの話じゃん。スマホで頭がバカになるなんて、とっくに知っとるわ。ツイ廃をなめるなよ。笑

私としては、では、それに流されきらず、むしろ力とできるような知性を別途で獲得した方がいいだろう、と思う。「スマホを禁止・抑制」だけしても知性は手に入らない。これだけをやっても、得られる結果は「子供の秘密領域の拡大(※隠れてやる)」と「反発(親子関係の悪化)」なんじゃないかな。

学校の勉強は、知力の筋トレにはなるけど、からだの軸になる知性は、また違うところなんじゃないかなと思う。

読書や、ふだんのなんらかのリアル体験は、きっとその手かがりになるんじゃないかな。

↑「まともな大人」が喜びそうな主張なのがすこぶる面白くないけれど、たぶんこれはきっと真理。未来をきちんと向いて、子供たちの日常を楽しくするためにも、わたしは勉強します。

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もっくん
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