母のいないこの世を生きる。
今年、母が亡くなった。
治療しにくい場所に居着いたがん細胞を
消し去れなかった。
希少がんと言われた。
2年弱の闘病の末、旅立った。
葬儀の日は、私の誕生日だった。
母は、快活な人だった。
ご近所さんに「どちらの娘さん?」と聞かれて名前を名乗ると
「あぁ、お母さん元気な方よね」とか
「明るいお母さんよね」とか
「面白いお母さんよね」とか
ご近所さんお墨付きの明るい人。
そしてとても優しい人だった。
苦労もたくさんしてきた人だった。
だから、人にも優しくなれたんだろうな