仕事における質と量とスピード(若手向け)
※この記事は2024年4月に社内向けに発信したものを社外向けに書き直したものです。
ちょっと古い記事なんですが、西野亮廣さんのブログ記事。
ストレートな物言い、確信をついてるなと思います。
※ちょっと例えがお下品ですが…
社会人1社目で得た私の原体験として、新卒〜3年目の時は、
量とスピードで勝負してました。
・毎日100件飛び込み営業する、
・とにかく名刺を50枚回収してくる、
・何でも良いからお客様のお困りごとを10個聞く、
・1日1件必ず注文を(ペン1本でも、何でも)もらう。
特に3年目位って自分流のやり方もわかってきて、
会社や組織、技術やノウハウが全体像がわかってくるから、
『質』に走りがちになるんですよね。
良いものを!良いものを!
効率よくやるためには!
最高傑作を!
って。
僕がラッキーだったのは、その3年目の時に部署異動があり
超パワー系マネージャーの配下になり、
3年目でも引き続き量を担保した(させられた)こと。
毎日10〜20枚の提案書を×5社分作り、印刷し、
朝7:30までにマネージャーの机に置いておかないと、
ぶっ◯されるという状況下で、ひたすら提案書を作り続けてました。
(今でこそラッキーとか言ってますが、当時は地獄でしたペロ)
求められるのは正確さ≒質よりも、
圧倒的な『スピード』で、この『量』を時間迄に納品したという事実。ソコ‼
たまに誤字脱字はあるんですが、量をこなし、スピード勝負に慣れてくると
基本や注意すべき点がずらずらと頭の中に整理されて出てくるんです。
そして色んな業種のお客さん向けの提案書を山ほど作ってるから
あらゆるパターンにすぐ順応できるようになる、
全体像が視えるようになる。
「いやもう時代が変わったから、泥臭いのはちょっと…」
とか
「効率を求めます、AIを駆使します」
とか、別に好きに言っていればいいのですが、
根本のこの部分、
『量とスピードをこなさないと、一生質は上がらない』
は変わらないかと。
品質が求められがち、出来上がり具合にフォーカスされがちなんですが、
それを"いきなり"追及するあまり、成長の妨げになってやしないか?
もちろん『全力を尽くすこと』これは大大大前提として、
失敗を恐れずにどんどん作っていく、生み出していく、
(営業なら)提案していく、それを期限内に終わらせる。
もっと言えば締切より前倒しで、最速でやる。
若手は特にこっちの方が大事だと思います。
本当の意味での”最高傑作”をつくるには=結果的に質を上げるには、
必要なプロセス、行動の仕方だと思うのであります。