あなたの知らない世界、「児童自立支援施設」
初めまして。モッキと海、と申します。
私は現在18歳。特技は英語で、趣味は旅行です。そして、私はあなたが普段、街で目にする制服を着た高校生のひとりです。放課後に友人とラーメンを食べたり、また家では勉強をしたりする高校生です。ただ、私には友人や周りの人には秘密にしている過去があります。他の人とは違うのは、実は中学2年生から卒業まで児童自立支援施設で過ごしたという経緯があります。
児童自立支援施設とは、「非行をした少年」や「その可能性のある子供」又は「虐待を受け続けた結果集団生活になじめなくなった子供」などを家庭裁判所の少年審判や児童相談所の判断により入所させる施設です。大体3割程の少年が少年審判、7割程の子供が家庭事情により入所してきます。私は前者の方で、鑑別所に1ヶ月ほど収容を経験した、いわゆる非行少年であり、犯罪者でもあります。そしてその内側の事実は変わることはありません。鑑別所での生活については後日noteでお話しします。
また、児童自立支援施設は広い敷地の中に生徒寮が存在し、小中学校も近くの学校の分校として併設されている環境で、外出することは数ヶ月に数回でそれほど多くありません。もっと簡単に説明すると、寮併設の自由外出できない小中学校です。留置場の様な檻も柵も、塀もありません。生徒はこの環境でクラブ活動や勉強を行い、環境活動や、寮での家事を経験し、また心理士との面接を重ねて自立の為の学習をします。
このnoteではあなたがあまり聞かないであろう私の育った児童自立支援施設の生活を中心に発信し、退所後に高校生として生きること、犯罪者は何故犯罪者になるのか等、経験にまつわる様々なことを発信していきます。時々私生活も載せます。
どうぞよろしくお願いします。
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