ツネヒゴロ

幼い頃から見えない世界が見えてる長女。 成長と共に見えなくなるかと思いきや能力が高まっ…

ツネヒゴロ

幼い頃から見えない世界が見えてる長女。 成長と共に見えなくなるかと思いきや能力が高まってしまったので腹をくくって向き合う事に。 長女が見える世界とそれに属する事の記録。 妄想の物語程度にお付き合いください。

最近の記事

霊能者さんのお話会ーその2

次の霊能者さんのお話会までの間に色々な進展があった。 • 家族についている眷属がみな長女が見える周波数に合わせてくれたので当たり前に見えるようになった。 ただし次女の天狗を除いて。 次女の天狗は次女の天狗らしくイタズラ好きで未だに(今現在)姿をあえて見せないようにしている。 が、圧が凄いのでどこにいるかすぐバレる。 気配が無い時はだいたい山へ出掛けている。 眷属は基本圧も気配も無いが、次女の天狗はあえてなのか圧がある。 • 周波数を合わせてくれてはいるものの、長女の見える

    • 霊能者さんのお話会

      霊能者さんに『中に入っているものを取って』もらった翌日だったろうか、翌々日だったろうか…。 同じ場所でお話会があるというので これも勉強だと長女と共に参加する事にした。 時間を少し遅れて到着すると、空いてる席はテーブルのL字を挟んで霊能者さんの真横しか残ってなかった。 その場に集まった十数人の品定めをするような視線にアウェー感を覚えつつ、そこに座った。 みんなそれぞれ、あれってどうなんですか?と質問を投げかける。 霊能者さんはジョークを交えつつにこやかに答える。 そんなやり

      • 霊能者さん

        あれはまだ長女が白狐の百が見えるようになる直前の事。 私はどうにか同じような能力の人の情報などが欲しくて悪戦苦闘してた。 その日はたまたま開いたSNSで、今夜は○○さんの相談会やってます…というような全国を回っている霊能者さんが来ているという投稿を見つけて すぐさま家を出た。 23時だった。 そのBARに着いたのは23時半頃。 終電前で店に残っていたのは、霊能者さんとお店の人一人と女性のお客さんが一人。 霊能者さんはまさに帰るところだったが、これも縁だとカウンターに座り直した

        • 白狐

          長女と私は神の遣いを眷属と呼んでいる。 眷属達も『眷属』という敬称で伝わるのでそうしている。 長女が初めて眷属が見えた瞬間、それはスーパーでの買い物中。 それも業務スーパー。 あれこれ品物をみていたら、長女が商品棚の上を目を丸くして凝視していた。 「え!え!?白狐!?え!?」 驚きのあまり興奮したのか耳まで赤くなっていた。 『やっとか…』と、その時白狐が言ったらしく 「え?え?やっとかって言った…え!?」 その様子に私も驚いて、変なものが着いてきてしまったのかと心配になった

        霊能者さんのお話会ーその2

          はじめに

           もしかしたら私は幼い頃から見えない世界が身近だったのかもしれない。 私は幽霊なんかを見た事はないけれど親族の間ではそんな話が特別な事ではなかった。 「いやぁ昨日家に帰ったら灰皿が飛んだりひどくて!上の部屋葬儀だったみたいでさ!」 なんてのが母の家系の方では世間話の中に自然と紛れていた。  親族の中で最もそういった力が飛び抜けていたのは叔伯父(母の従兄弟)で、葬儀などで集まると叔伯父の周りに遠く離れた場所から来た親族達の人集りが毎度出来てお悩み相談会が自然と始まる。 「仏