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シンエヴァが見終わらない

みなさん僕はエヴァンゲリオンが大好きです。
小学生の頃からTVシリーズを24周しているくらい好きです。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版シリーズも好きです。

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||という映画をご存知でしょうか?

2021年3月8日に公開されたらしいエヴァンゲリオンの完結編映画だそうなんですが、8日の朝7時頃に映画館に行ってから記憶が混沌としています。

僕は生きているのでしょうか?

シン・エヴァンゲリオン劇場版:||という映画をもう6回くらい見て いるはずなんですけど、なんかこうまだ終わっていないような気がするんですよね。

いや、終わっているんですけどね。
最高の終わり方だったと思うんですけど。
なんだろうな。終わらないで。
終わりたくないよ。
助けて。

シンエヴァを見てからまともに思考ができなくなってしまって、常に上の空で。
イカとイカ2しかできない身体になってしまいました。

というわけで、魂を補完する旅
今までにエヴァを見てきた劇場でシンエヴァを見る旅をすることにしました。


0. TOHOシネマズ新宿

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最後のシ者Tシャツを着て出発

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というわけで出発の地はTOHOシネマズ新宿です。
シン・エヴァンゲリオン劇場版を見た映画館です。
現在の最寄り映画館ですね。
この映画館はゴジラがいるくらいで特にこれといった思い出などはありません。
3月13日の朝、4回目のシンエヴァを鑑賞し、まあこんなもんかという感じで次の地へと向かいました。

1. JMAX THEATER上越

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というわけでやっと旅が始まりました。
自分の出身地、新潟へ向かいます。
いつもは長野側から行くのですが、せっかくなので「とき」に乗って長岡経由で行くルートにしてみました。

シンエヴァの最後のシーンの電車とかに思いを馳せたらそんな気持ちになりました。

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やっぱりE5系はかっこいいなあ。

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しかし、ときはE7系です。
いやでもやっぱこっちのほうがかっこいいなうん。

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というわけで、シンエヴァのことをいろいろメモっていたらいつの間にか長岡につきました。
長岡駅なんて1回くらいしか来たことないんじゃないかな。

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長岡からはまた特急しらゆきに乗って直江津を目指します。

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やはり雪でいっぱいでした。
しらゆきもほとんど乗ったことがなかったので新鮮でした。

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そして直江津に到着。
もう夕方になっている。

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うはあ、懐かしい。
数年ぶりの直江津駅。
この辺に住んでる高校の友達もたくさんいます。

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うはあ、懐かしい。
レンタルビデオショップ「ビデオ1」。
まだ生きとったんかワレ。

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これを見る限り、令和になってもなんやかんやうまく生き残っているようですね。

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ちゃんとありました。エヴァンゲリオン。
高校の時、オタクしてて仲良くなった佐藤くん。ビデオ1でエヴァンゲリオンをレンタルしていた気がするね。
でも確か6話くらいで止まっていたね。別にいいけど。

パッケージの日焼け具合が、田舎のレンタルショップという感じで最高ですね。
僕もここでいろいろなDVDを借りました。
ひだまりスケッチとかストラトスフォーとか、ドクロちゃんとかカレカノとかPERFECT BLUEもここで借りたんじゃないかな。
あれ、苺ましまろも最初はここで借りて見たんじゃなかったかな。
このへんに住んでた水瀬くんと見たんじゃなかったかな。どうだったかな。

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夜も映画はやっていましたが、お風呂の時間に間に合わなそうだったのでこの日はおとなしく就寝することにしました。
地元過ぎて泊まったことのない旅館に初めて泊まりました。
4畳半くらいの部屋。これはこれで趣深い。

ちなみに「地元だったら実家に帰ればいいのに」と思う方もいるかもしれませんが、実は3月8日のシンエヴァ公開前に、コンディションを整えるために一回帰省していたのでした。
その翌週に「シンエヴァを見にまた帰ってきちゃった~~」というのはあまりにもバカすぎて馬鹿にされそうだったので、実家には何も告げず、こっそりと地元旅行をしたということです。
そのぶん、なかなか新鮮で楽しかったですね。

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そして翌朝。
ついにたどり着いた JMAX THEATER上越。
新潟県上越市付近にある唯一(?)の映画館。
昔は小さい映画館もあったんですけど、シネコンに潰されました。

2007年、高校1年生のときにヱヴァンゲリヲン新劇場版:序を見た映画館です。

昔過ぎて誰と見に行ったか覚えてないんですけど、たしか石田くんはいた気がする。

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すごい。田舎でもちゃんと混んでる。

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スクリーンはこんな感じ。
もっと大きいところもあった気がするけど、案外こじんまりとしていました。
ちょっとね、都会のシアターに慣れちゃったからね。へへ。
上越のシンエヴァもおいしくいただきました。
(疲れからかヴンダーで戦うあたりまでめっちゃ寝ちゃったけど)

新劇場版、序のときはなんにも期待してなかったんですよね。
エヴァはリニューアル版のDVDとかも出していましたしね。
その延長だろう、くらいにしか思っていませんでした。
序の段階ですでにエヴァ10周くらいはしていたので、自衛隊のセリフがカットされてるなあとか思っていました。
あとラミエルが陽キャになっていてショックでした。

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帰りにジョーシンを発見。
懐かしいなあ。ここで小4のときにエヴァ弐号機のプラモデルを買ってもらったんですよ。
その日は「ぼくもエヴァデビューだ!」つって、よくわからないけどとりあえず劇場版(旧)のビデオも借りたんですよ。
弐号機のプラモを作りながら見るEOEはそれはもう……なんというか……。

夜眠れなくなって、おかあさんといっしょに寝ました。


2. 長野ロキシー

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3月14日
この日はもうひとつの映画館を目指します。

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長野県長野市 権堂商店街にロキシーという映画館があります。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 なんですが2009年の公開当時、カラーが自社配給していたもので、上映館が非常に限られていました。
JMAXでやってなかったんですよね。
なんとしても公開日に見たかった僕らは上越市と正反対にある長野県長野市のロキシーとかいう聞いたことのない映画館に行ったのでした。

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ナイスなシャッター街。
風情がありますね。

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まるで物語の舞台のような趣ですね。

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そしてあったぞ、長野ロキシー。

2009年、高校3年生のときにヱヴァンゲリヲン新劇場版:破を見た映画館です。

古い。昔ながらの映画館。
シネコンにつぶされなかったんですね、すごい。

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で、残念ながらこの映画館ではシンエヴァの上映は行っていないようでした。ラインナップは激シブで映画マニアが御用達してそうな感じがしました。
まあね、普通の映画はシネコンに任せて、こういう小さな映画館では映画館独自の路線で上映作品を選定するっていうのが生存戦略ですもんね。

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よくわからないですが、とりあえず「ヒトラーに盗られたうさぎ」という映画を見ることにしました。

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隣接しているカラオケまねきねこ。
破の公開日、こんな田舎でもやっぱりエヴァ見たさに人がどっと押し寄せていたんですよね。
本当は朝イチの回で見たかったんですけど、席が取れなそうだったので次の回にしたんです。
それを待っている間、このまねきねこに入ったような気がします。

待っている間にグッズも買ったなあ。

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この最後のシ者Tシャツもこのときに買いました。
12年前かあ……やばいな……。

たしか、序を一緒に見た石田くんと、ヤベエ先輩のみねじゅんの車に乗って見に行ったんですよ。
ヤベエ先輩のみねじゅんは元気かなあ。

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ロキシーの話にもどると、中もこんな感じでめちゃくちゃ昔~って感じなんですよね。
ここは映画館好きの人は行ってみると面白いかも。

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スクリーンちっちゃ!? 文化祭か!!?!?

こんなにちっちゃいスクリーンで僕は破を見たのか???
座席も少ないし、角度もついてないしで、本当に昔の映画館って感じです。
よく考えたら、当時は映写機(フィルム)で上映していた気がするなあ。
弐号機が凍結されるシーンで右上にフィルム入れ替えの黒丸が出ていたことを覚えています。

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音響はちゃんとエレクトロボイスだったので、ちゃんと(?)いい感じなんじゃないかな。

実際、映画が始まってみるとちゃんと何の問題もなく普通に映画を楽しめました。
映画ってすごいや。
あとさすがに今はデジタルで映写されている感じでした。

「ヒトラーに盗られたうさぎ」もけっこう面白かったです。
ひっそりと洋画を楽しむのもいい趣味になりそうです。

僕はこんな映画館で破を見たのか、と思うと感慨深いものがありました。

ご存じの通り、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破は超大傑作。
上映後しばらく、あまりの衝撃に言葉が出ませんでした。
あと、シンジくんが「そんなの関係ねえ!」ってやっているシーンは、その前のシーンがあまりにも衝撃的だったせいで心拍数がエライことになっていたことを覚えています。
映画を見てあんなに心臓バクバクしたのは、破だけでしたね……。
シンエヴァでアスカがアレしてああなってああなるシーンでも結構心臓バクバクしましたけど、破のほうが本当に生きているかどうかわからなかったから怖かったですね。
アスカってかわいそうだな……。
よかったねえ、アスカ。今回やっとあれがああなって。

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というわけで長野市の地下鉄に乗って長野駅に帰りました。

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こういうの見るとエヴァっぽいから撮っちゃうよね。

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お土産に知恵の実を買って東京に帰りました。


3. MOVIXつくば

3月20日
3つ目の映画館へ行きます。

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入り口は秋葉原。

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つくばエクスプレス。

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ランチパックをここで買うの好きなんですが、朝早すぎてやってませんでした。

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というわけで、大学時代に2000回は乗ったであろうつくばエクスプレスに久しぶりに乗りました。

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一回間違えて守谷駅で降りちゃいましたが、目的地は研究学園駅です。

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道すがら、なんてことはなさそうなルーブルを発見。

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こちら、大学時代に2万回は行ったであろうイーアスつくばです。

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ここに映画館が入っているわけですね。

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イーアスつくば自体は朝10時から開店なんですけど、映画館は9時から上映開始なので、このようにここでもシャッターストリートを見ることができます。

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というわけでMOVIXつくば。

2012年、大学の学部2年生のときにヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qを見た映画館です。

この時はねえ、一人だったんですよ。
誰かと一緒に見に行こうと思って、朝イチの回をチケット2枚取ったんですけどね、誰も一緒に来てくれませんでした……。
まあでも、結果的にそれでよかったんですけどね。

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スクリーンは都会基準でもかなり大きめです。音響もしっかりしていました。
まあ、つくばは都会じゃないけど。
というわけでまたシンエヴァの鑑賞。

やっぱ何回見ても鈴原サクラのシーンで泣いちまうなあ。

(この日も朝早くてヴンダーで戦うあたりまでめっちゃ寝ちゃったけど)

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プリキュアのえいがもやってるよ~。

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ポスターも新しくなっていました。

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Qはね、すごかったよね。
初見時、面白いかと聞かれたらまあ全然面白くなかったんですけど、とにかくすげえなって思いました。
いろんな意味で衝撃的な体験でした。
「この世にこんなに意味の分からねえものがあるんだ……と」
ショックで動けずに、イーアスつくばのソファで1時間ほど頭を抱えて「ヤバイ…ヤバイ…」とうわごとを言っていた覚えがありますね。

Qのすごいところは、意味わかんないけど筋は通っているというところで、神様の世界の絵本でも読まされているような気分でした。

この体験があまりにも痛烈すぎて、僕の当時作っていた同人ゲームのシナリオにいろいろと反映されています。

なんにせよ「あ、シンエヴァを見るときは絶対一人で見なきゃダメだわ」ということに思い至りました。

まあ、
まさかそれから8年経つとは全然思ってなかったんですけどねwww


予告

序破Qに対応する映画館を踏破したもきね
しかし、求めていた安らぎはそこにはなかった
マジにゲロマズの状況下
残された二十代すらもあと僅かしかない
少年が少年でいられないという現実を受け入れることができるのか?
ラストシーンの「行こう!」に耐えることができるのか?

次回『階段スタコラのぼりすぎ』
さーてこの次も、サービスしちゃうわよん

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