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凡人、敢えて考えない。
夕焼けを見ると感傷的になる。
たとえ、その日一日が辛く苦しい日で、明日にはリセットされるってなったとしても。
どんなに明日を待ち望んでいたとしても。
夕焼けを見ると、自分は堪らなく切なくなる。
なぜだろう。
幼少の頃、夕焼けに纏わる童謡を沢山聞いて、切ないと感じたから?
その日一日が終わる虚無感?
太陽が醸し出す景色のコントラストに感動してるから?
どれも合ってる。けれど、どれも納得はいかない。
きっと言葉で説明できる領域ではないんだろうな。
私は考えることが好きだから、何でも言葉に当てはめたくなってしまう。
けれど、言葉で説明出来ないことって、自分の中にしか無いものだから独り占めにできるよね。
私はそれが愛しくて、美しいことだと思っている。
大抵は考えて収めようと思えば、何だって言葉にまとめられる。言葉は無限大だ。
しかし、敢えて当てはめない。追求もしない。
今私がこの事を納得いくまで追求してしまったら、今後も夕焼け=その概念になってしまう。
一度自分で決めつけてしまった事は、なかなか変えることは出来ないから。
だから私はこの夕焼け論を解明しない。
ずっと美しいまま、私の中にあり続ける。
今日久しぶりに自宅から見る夕焼けは、自然と涙が溢れるほど美しかった。