【ドット絵技術メモ#7】ドット絵で奥行きを表現するコツ①明度のメリハリ(更新日:2022/02/25)
ドット絵好きの皆様こんばんは!
前回はドット絵のグラデーションを綺麗に・速く描く方法に関して書きましたがどうでしたでしょうか?
手段によってはアニメーションでも猛威を振るうこの技術。その成長の支えとしてご用意していますので、まだ見てないという方は是非ご覧ください!
今回の技術内容
今回の技術メモで描き残していくのは
『ドット絵で奥行きを表現するコツ』
アニメーションの部位の奥行きや静止画のパースでも多くの苦難を用いられるこの過程。
その支えとなる記事になるように目指していきますので、是非ご覧ください!
結論
その方法とは以下の通りです。
奥側と手前で明度のメリハリをつける
腕や足、棒などの長い物を角度によって圧縮する
オブジェクトの大きさにメリハリをつける
パースに沿ってオブジェクトを配置する
皆さんの中には何個かは知ってる、予想できたものもあるでしょうか?
ですが、『あ、そんな方法もあるんだ…』と思った方は是非後述する詳細まで見て、何かの参考にして頂ければと思います!
今回はそんな中でも奥側と手前で明度のメリハリについて記述していきます。
1.奥側と手前で明度のメリハリをつける
明度に差をつけて、明確な『区別』を作る方法です。
解説に行く前に、この方法には以下の二通りが存在しています。
1.手前:明るい 奥:暗い
2.手前:暗い 奥:明るい
これらの使い分けには『光源の場所』と『強調したいキャラの魅せ方』が関係してきます。
上の画像ではそれぞれメリハリの付け方を異ならせています。
パッと見て印象に残るものがそれぞれ違く感じませんか?
それでは『手前:明るい 奥:暗い』について解説していきます。
画像1のように明度を暗くすることで印象を『沈ませる』ことができ、明確な奥行きを出すことができます。
次に『手前:暗い 奥:明るい』の事例です。
上のように、手前に来るものを暗くし、奥にあるものを明るくすることでも奥行きを表すことができます。ただし、これには一つ注意点があります。
カイジュウガデタゾォォォォ!
と、『構図』によっては本来伝えたい絵にならない場合も多く存在します。
そのため、手前を暗くすることで奥行きを出す場合
・手前に来るものを画面から見切れさせる
・手前のオブジェと奥のオブジェを重ねる
に従う必要があります。
最後に
今回のように明度のメリハリをつけるのはイラスト作品として使うことは非常に難しく、私もまだまだ未熟者です。
ですが、自作ゲームのキャラクターの腕が奥にある、手前にあるといった区別をする際に明度のメリハリをつけていくことは気軽にすることができると思うので、ゲームを作っている方はぜひ参考にしてみてください!
次回は少しツールの使い方である『Asepriteのお役立ち機能』について書いていこうと思います!今回の奥行きを出すコツで紹介していない部分に関してはまたいつか書くことができたらと思います。
(書きましたら、この記事に記事のリンクを添付いたします)
それでは、また次回の記事でお会いいたしましょう~!
▼次回の記事はこちら
▼奥行きを出すコツ②~④はこちら(書きあがり次第表示されます)