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植毛クリニックの選び方


植毛でこれだけ増えました

植毛前と後でこれだけ増えました。
明らかに増えて本当に植毛してよかったです。

クリニックで撮影したもの


私が植毛したクリニックは、韓国の「モ&ヘアクリニック」です。
2900毛を切開法(FUT)で植毛しました。

日本より韓国の方が安かったのが一番の決め手です。
それと、思ってたより植毛スキルが高いと感じたからです。

植毛クリニックを迷ってる方に、参考にしてもらえたらと思います。




最初に知っておくべきこと


クリニック選びのポイントの前に、知っておくべきことがあります。

植毛には、①ヘアライン矯正と②薄毛治療の2種類があるということ。
ヘアライン矯正と薄毛治療の植毛では、植毛の技術が全く違います。

①ヘアライン矯正
 ・おでこの生え際に植毛して、生え際のラインを美しくする
 ・毛のないところに植毛をする

②薄毛治療
 ・毛量が少ない頭皮に植毛して、毛を増やす
 ・毛のあるところに植毛をする


①へアライン矯正 モジェリムクリニックより引用


②薄毛治療 モ&ヘアラインより引用


薄毛治療の植毛で大事なことは
「毛があるところに植毛するので、生えている毛根を死滅させずに植毛する技術が必要」ということです。

そのため、ヘアライン矯正が得意な医師が、薄毛治療の植毛も得意ということではありません。

また、男性の植毛症例が得意な医師が、女性の植毛が得意でもありません。男性はつるつるにハゲる傾向にあります。
女性は全体的に毛の本数が少なくなる傾向があります。
そのため、ヘアライン矯正と同様で、毛のないところに植毛することが多いです。

女性の薄毛治療の植毛において、以下のポイントでクリニックを選ぶ参考にしてください。


クリニック選びのポイント


①症例の確認

 
 ✔ 症例写真が多数=植毛経験が多い=植毛スキルが高い
 ✔ 女性の薄毛に植毛している症例が多い(ヘアライン矯正除く)
 ✔ 自分と似たハゲ方の症例を探し、その植毛後の姿が自分の理想に近い

というポイントで症例を見るようにしていました。



②韓国でする場合、大韓整形外科専門医かどうか

韓国の専門医とは 
特定の臨床医学の分野に精通している医師で、5年間の修練期間を経て保健福祉部長官が実施する専門医の資格試験に合格した医師のこと。

大韓整形外科専門医かどうかはここのサイトで検索可能です。
日本語対応してませんが英語対応はしています。


日本人受け入れをしているクリニックでは、
医師のプロフィールに日本語でも記載してある場合があります。
分からない時は、カウンセリング時に直接聞いてもよいと思います。

日本語が分からない分、公的な資格があることはとても重要です。



③費用

費用は私の重要事項でした。
しかし、費用は施術内容によって異り、価格表記では明記されていないことなどもあり結構複雑です。
そこも含めて、私が大事だと思ったクリニックの比較ポイントをまとめました。


費用比較のポイント
 ✔ 植毛数である毛と株の違い
 ✔ 切開法(FUT)と非切開法(FUE)の違い
 ✔ 鎮静麻酔(眠る麻酔)の有無
 ✔ 費用に含まれないもので、別途発生する費用の確認
 ✔ オプションの有無(術後シャンプー、無料で受けられるケアなど)


毛と株の違い

クリニックによって移植する毛の単位表記が、毛と株の2種類があります。

毛と株の違い 親和クリニックより引用

1つの毛根からは約1~4本の毛髪が生えているため、1株(グラフト)あたり1~4本の毛髪が生えています。

1株から生えている毛の本数はさまざまなため、クリニックによって1株の本数もさまざまです。

1株=2.5毛
色んなクリニックをみた結果、この本数で私は計算していました。
毛=本です。



切開法(FUT)と非切開法(FUE)の違い


親和クリニックより引用


切開法(FUT)のメリット
 ・費用が安い(クリニックによって違うが非切開法より2割以上安い) 
 ・刈り上げがない

切開法(FUT)のデメリット
 ・後頭部に傷がのこる
 ・麻酔が切れた後、痛みがでる
 ・植毛後、傷跡の処置を自分で行う


非切開法(FUE)のメリット
 ・傷跡が目立ちにくい
 ・植毛する毛を選択できる幅が広がる=自然な仕上がりになりやすい

非切開法(FUE)のデメリット
 ・費用が高い
 ・手術時間が長い
 ・刈り上げが必要(刈り上げなしはもっと費用が高い)

コストと植毛方法を比べて自分の希望に沿ったものを考えましょう。
見積もりを出してもらう時は、両方の値段を出してくれます。

私は切開法を選びました。
非切開法より20万円程安かったです。

切開法と非切開法の価格比較した韓国記事があったので参考にしてください。
ただ、日本人だと通訳さんのコストなどもかかるので、下記よりももっと高くなることは知っておいてください。


韓国の記事より引用


傷が残りますが、形成外科(=韓国では整形外科)の縫合はとてもきれいであることを仕事がらよくみていたからです。
縫い方もとっても丁寧で、傷跡はほとんどわからないです。
さらに、植毛後は刈り上げないかぎり髪の毛で隠れて見えなくります。

ただ、ケロイド体質の方は傷が目立ちますので、必ず相談してくださいね。

傷跡が気になる方は、自分が希望するクリニックの切開法の傷跡症例も見てみて参考にしてください。
🔗傷跡の症例



鎮静麻酔(眠る麻酔)の有無

植毛は局所麻酔で行う手術です。
局所麻酔をする時、広範囲なので痛みがあります。
そのため、局所麻酔注射をする時だけ鎮静麻酔(眠る麻酔)をしてくれるクリニックがあります。
鎮静麻酔(眠る麻酔)は痛みに耐えられる人は必要ないです。
この説明は省かれることが少なくないので痛みに弱い人は確認しましょう。

鎮静麻酔(眠る麻酔)希望する場合、日本でも韓国でも5万円程度費用が追加でかかる場合があります。

この鎮静麻酔(眠る麻酔)が費用に含まれている場合と含まれていない場合があるので必ず確認しましょう。

私は眠れる方がいいなと思っていました。
体験談の記事で、局所麻酔がすごく痛かったと書いている方が多かったからです。
また、眠るなら笑気ではなく、副作用の少ないプロポフォールというお薬を使ってほしいという思いもありました。
モ&ヘアクリニックは費用に含まれていたので、それも決めての一つでした。



費用に含まれないもので、別途発生する費用の確認

植毛費用に必ずかかるものなのに、掲示されている費用に含まれていない場合があります。

例えば、局所麻酔がないと植毛はできません。
しかし、この局所麻酔代を含めず料金を安く見せている場合があります。

また、切開法(FUT)を韓国で行った場合は、日本帰国後に抜糸が必要です。
基本的に抜糸は縫ったクリニックで行うのが基本です。
そのため、違うクリニックで抜糸となると抜糸できる病院が限られること、抜糸費用が高くなることがあることがあります。
1万円~3万円程度かと思います。

モ&ヘアクリニックは全て溶ける糸で縫合してくれるので、抜糸不要でした。
本来、感染の観点から溶ける糸で表面の皮膚は縫うことは殆どないです。
恐らく、溶ける糸で縫うクリニックはここしかないかなと思いました。

また、必須になる術後ケアグッズ(抗生物質、術後用シャンプーなど)が含まれていない可能性もあります。


私がもらった術後ケアグッズ、こんなにあります

カウンセリングで話を聞いていくと、こうした費用に含まれていないけど、必ず別途発生する費用がある場合があります。

掲示されている費用が安いと思っても、別途費用で高額になり
これなら別のクリニックの方が安かったなんてこともあります。

必ず別途かかる費用がないか確認しましょう。



オプションの有無

掲示されている価格内でやってくれるオプションがある場合があります。
例えば、植毛翌日のシャンプーや植毛以外の薄毛治療などです。

私は植毛費用を初めて聞いた時、率直に「めっちゃ高い…」と感じていました。
しかし、今思うとオプションがつきまくってて元とれたような気すらしています。

私が植毛費用内(2泊3日)でやってもらったこと

  • 切開法2900毛の植毛

  • ヘアセル磁気治療×3

  • 低出力レーザー×3

  • 頭皮スケーリング

  • MTS=マイクロニードルセラピーシステム(29,800円)  ※日本相談会予約特典

  • 名前忘れたヘアケア

  • 眠る薬=静脈麻酔でプロポフォール使用

  • 術後ホームケアグッズ一式

  • 術後のかぼちゃのお粥1食分

  • ホテル1泊分(病院指定のホテル 調べたけど安くて1泊12,000円でした) ※日本相談会予約特典

  • 病院からホテルまでのタクシー代 (1,500円) ※日本相談会予約特典

  • ポリクルトニック1本 (4,500円) ※日本相談会予約特典

  • 空港~病院のタクシー代 (韓国旅行初めての方) ※日本相談会予約特典


こんなにたくさんです。
全部で10万円分くらいのオプションだったと考えています。

また、植毛後の診察に4回ほど行っていますが
毎回、ヘアセル磁気治療&低出力レーザーをやってくれています。
1回88,000ウォンですが、一度もこのケアで支払いしたことないです。


ちなみに、植毛後の診察は必須ではありません。
韓国へ行けない方はラインで写真を送って診察してくれます。

低出力レーザー



④どのくらい刈り上げが必要か

クリニックや植毛方法によって刈り上げが必要になります。
刈り上げる面積がどれくらいかによって、植毛後の過ごし方が変わります。
2~3㎝幅の刈り上げの場合もあれば、後頭部半分くらい刈り上げる場合があります。

私は後頭部も毛量が少なかったので、後頭部半分ほど刈り上げると髪の毛で隠せずに周りの人にばれると思ったので除外していました。

私の2~3㎝幅の刈り上げです。誰にも気づかれませんでした。

植毛翌日の傷(刈り上げ部分)


刈り上げ幅の参考リンクも貼っておきます。

🔗刈り上げの少ない症例
🔗刈り上げの多い症例



⑤希望の医師が必ず植毛してくれるか

大きな植毛クリニックだと、医師がたくさんいます。
当日、どの医師がやるか分からない状況が考えられる場合は、クオリティが下がることが考えられます。
経験の浅い医師もいるからです。

また、いくら希望の症例を探しても違う医師が植毛をしたら意味がありません。
必ず、自分が希望する医師に植毛してもらうように伝えて、その医師の予約をとりましょう。



以上、私が植毛クリニックを選んだポイントです。
薄毛女性のみなさんが後悔しないクリニック選びができますように、参考にしていただけましたら嬉しいです。

文章書きなれておらず、分かりづらいことや気になることなどありましたら
XのDM開放しておりますのでお気軽にどうぞ。


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