記事一覧
アインシュタインより愛を込めて 感想
「アインシュタインより愛を込めて」をプレイしたので好きだった点などを記録しておこうと思う。最近良い作品を見ても何が良かったのか言語化できないことが多いので、何かを感じてそれを表明する、というのも能力であり継続していくことが訓練になると意識していきたい。
【所感】
・「他人との交流」が話を進める上で最初の推進力になるので、話を広く展開させやすいという意味で良い設定だと思った。科学特捜部という枠が
彼女たちはみな、若くして死んだ
「彼女たちはみな、若くして死んだ」チャールズ・ボズウェル著 読了。
実際に起こった犯罪を描いたノンフィクションで、謎めいた事件に対して警察が捜査を重ねて犯人逮捕に近づいていく、という手法が後の警察小説と呼ばれるジャンルの先駆けとも言われる短編集。
ノンフィクションと銘打ってはいるけど、読んでみると本当に警察小説ぽいというか(逆なんだけど)シンプルな描写を淡々と積み上げて真相に迫る様子が面白い。
【感想】たったひとつの冴えたやりかた
「たったひとつの冴えたやりかた」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア著 読了。
面白かった。3つの中編からなるSFで、タイトルだけはすごく有名なイメージ。SFというとなんとなく敷居が高いというか、読み手に一定の教養を要求するイメージがあるけど意外とそうでもない。もちろん知ってりゃより楽しめるんだろうけど、わからない時はニュアンスだけあいまいに読み取れば問題ない、という感じで読み進めると割と親しみ
学祭本2015感想②
やつらは時間に嫌われた 感想
文学的だなあ(小学生)ってなる文章。部内ではいわゆる純文学に一番近いのでは、と思うけどそもそもそっち方面を志向する人がほぼいないしまあ当然といえば当然?(よくわかっていない)
中盤、ラノベ・シリーズもの批評パートはこの話の中で持つ意味であるとかを一切考えないでそのまま読んだら面白いと思う。実際、そこをメインで楽しんでもいいのではくらいの感覚だった。作者の批評と
学祭本2015感想①
千歳の魔縁 感想
全体的な感想から言うと、面白かった。人外が集まって戦う設定がすごく好み。ウルカスレイヤーって感じだった。ウルカが出て、殺す。心なしか忍殺っぽい表現もあった気がする。「今日は何もなかった。いいね」とか「なんたることか」とか。
ウルカは鳥モチーフの超人みたいなイメージで、なおかつバトルシーンがスタイリッシュに見えたのですごくヒーローものっぽい印象を受けた。トウマがダークヒーロ