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クララ・シューマンに捧げる
山根あきらさんの企画に参加させて頂きます。
クララ・シューマン様
敬愛するあなたに、届かない手紙を差し上げますこと、お赦しください。
最近、あなたの音楽を聴くようになり、どのように人生を歩まれたのか関心を寄せるようになりました。
子供の頃のあなたは父親の厳しい教育によりピアニストへの道を歩まれました。それは妻の収入に頼っていた父親が離婚したため、1番有望なクララにだけ教育を施しお金を稼ぐ子供にしたかったからとも言われています。
父親の指示は、日記の内容や、演奏会での曲目にまで及んだとされます。映画さながらに、演奏会のアンコールで父の指示を聞かずにロベルト・シューマンの曲を弾いたこともあったかもしれません。
ロベルトとの結婚を認めなかった父親と、裁判を起こして「愛」と「自由」を勝ち取ったあなたは、ロベルトとの結婚生活の中でたくさんの子供に恵まれました。8人の子供をもうけながら、長男は1歳で死亡、三男は精神的なバランスを崩し自殺したといいます。子供を失った哀しみは底知れず、また、たくさんの子供たちを育てながらの演奏家活動は、決して楽なものではなかったように思います。
加えて夫のロベルト・シューマンが世間の評判を得て、活躍していくまでには時間が必要で、ロベルトはその焦りからでしょうか、精神のバランスを崩していきました。
そんな中で、献身的にロベルトを支え、ピアノの演奏や作曲活動を止めなかったあなたを、本当に芯の強い女性だと尊敬致します。
ロベルト・シューマンはあたなへの手紙の中で
「信頼に値する鎧をまとった強い少女」と表現しています。
ブラームスと親交があったあなたは、ブラームスからの好意を実らせることなく、亡き夫の存在を感じながら夫の曲を広める演奏活動に生涯を捧げました。
波乱万丈な人生を、凜々しく乗り越えていかれた、あなたの人生に、夏目漱石の「道草」の一節を思い浮かべました。
世の中に片付くなんてものはほとんどありゃしない。いっぺん起こったことはいつまでも続くのさ。
山根あきらさん#青ブラ文学部
目の前に降りかかる数々の困難を「愛」と「音楽」という鎧をまとって美しくしなやかに生き抜いたあなたをお慕いしています。
あなたの残した曲が益々多くの人に届き、聴いた人の心を灯しますように。
かしこ
令和7年2月27日
松下友香
クララ・シューマン作曲作品を御紹介します。
「ピアノ協奏曲イ短調」特にお薦めです。😊✨
クララ・シューマンのホームページより
欧州通貨がユーロに統合される前の100ドイツマルク札は、クララの肖像が使われていました。
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青ブラ文学部2000記事達成🌈✨
おめでとうございます😊✨
お題の中に、山根あきらさんが、その時々に関心のあるエッセンスが見え隠れして、参加する度に勉強させて頂いています。
ありがとうございます😊✨
#青ブラ文学部
日頃の記事と併せ読んで参加すると、さらに書くスキルが深まるように思います。お題を書いた方の記事を読ませて頂いたり、読んで頂いたりしてメンバーシップではないけれど所属感を感じます。ありがとうございます✨
毎回、興味深く読ませて頂いています😊✨
「クララ・シューマンに捧げる」
拙記事の出典 Wikipedia