#24 カリスマリーダーにはなれない
同世代のカリスマたちにも、
唯一負けない自信があるもの。
それは、リーダーシップだ。
とはいえ、私が務めてきたリーダーといえば
・生徒会長
・バレー部の部長
・市のリーダーが集まる組織の実行委員長
・ゼミのまとめ役
小さな組織のリーダーばかりだけど。笑
でも、
「リーダーとしてどうあるべきか」という問いは
子どもの頃から常に自分の傍にあって、
自分なりに、何度もこの問いと向き合ってきた。
せっかくだから、1から10まで振り返ろうと思ったら、膨大な文量になってしまい、13歳の時点で2,000字を超えていた。笑
あまりにもボリューミー過ぎるので、中でも大切にしていることについて書いていこう。
(完全版もいつかは書ききりたい、!)
14歳:周りを信頼できるリーダー
中学2年生。
この時は学年会長を務めていた。
また、秋からは生徒会長も務めた。
それまでは「リーダー=みんなの手本」という考えをとても強く持っていた。
ミスや失敗がとにかく怖かったので、
何でも自分でやろうとしていたし、
学年の中で起きた問題は、全て自分の責任だと感じていた。
宿泊研修でとある問題が起きた時、
夜に学年のリーダーが集められ話し合いをした。
その中でささいな揉め事が起こり、
収拾がつかない状態となってしまった。
そもそも問題が起きてしまったことも、
話し合いがまとまらなかったことも、
全てが自分の責任だと感じた私は
学年全体の前で、泣きながら謝った。
問題の本質は自分が謝れば済む話じゃないし、
結果として、弱みを見せて同情を買うような手段を取ってしまって、
リーダーとしての無力さを痛感した日だった。
学年主任の先生に呼び出された。
今は亡き、体育の沢口先生。
お前が苦しそうだと、みんなも苦しい。
1人でどうにかしようとしてると、近寄れない。
お前の姿を見て、自分にも何か出来ないかと
動こうとしている仲間はたくさんいる。
だから、
「周りを頼れるリーダーになりなさい」
そう教えてもらった。
この教えは今でもすごく大切にしていて、
組織を磨こうとする際にまずは、
仲間のことを信頼することから始めるようにしている。
「信頼すること」にもスキルが必要だと思っていて、
根拠なく仲間を信じるのではなく、
出来ること/苦手なこと、人となり、モチベーションはどのくらいか、やる気スイッチはどこか。
一人ひとりをじっくり見つめる。
自分なりに見つめるし、聴く。
その上で、信頼するようにしている。
大学の卒業設計のときは、ここが上手くいった。
チームメンバーそれぞれが持つスキルを最大限に活かし、自分1人では作りきれなかった設計をやり遂げられた気がする。
だからあの設計には、特別な思い入れがある。
16歳:カリスマリーダーにはなれない
高校1.2年生。
1年生のときは特に役職はなく、
2年の夏からはバレー部の部長を務めた。
高校に入学してバレーボール部に入る。
それまでは、小学生の頃からずっとおんなじメンバーでバレーボールをやっていたので、高校に入って、価値基準が異なる人と同じチームになって、最初は違和感だらけの日々だった。
この時の私は、いつもイライラしていた。
自分の価値観こそが全てだと、
理解してくれないメンバーのことを
とことん詰めていた。
試合中には自分勝手に怒鳴り散らし、
相手が先輩でも関係なし。
暗黒の暴君期である。笑
勝ちたいという一心でやっていたことだけど、
「嫌われ者になってでも」という言葉を
履き違えていたような気がする。
暴れまくって挑んだ高1の新人戦。
結果はボロボロだった。
中学で一緒にプレーをしていた同級生が、新しいチームでも生き生きとバレーをしている姿を見て、それがとてもとても悔しく、
このままではだめだと、我に返った。
それからは、自分のスキルやパワーで人を引き寄せるのではなく、誰よりも心を開いて、歩み寄ってみることにした。
そもそも、チームの中で圧倒的にバレーが上手いわけじゃなかったし。笑
先陣をきってズバズバ引っ張るよりは、
いちばん下でガッチリ支える。
キャプテンの栞がチームが勝つために頑張るならば、
私は部長として、チームがコケない、負けないための戦略を練る。
派手なプレーは出来ないけれど、
声を出す、とにかく走る、とりあえず笑顔、
地味なプレーの積み重ねはできる。
トップ以外の立場からリーダーシップを発揮する経験は、私のリーダーとしての考え方に、幅と深みをもたせてくれたに違いない。
リーダーとして。
私は、カリスマリーダーにはなれない。
パワーで人を引っ張ることは得意ではない。
仲間を誰よりも信じ、心を開き、耳を傾ける。
その組織の一員であることに誰よりも誇りを持つ。
そんな組織づくりをすることを怠らない。
もちろん、誰よりも手を動かし、誰よりも目標に対して真摯に取り組む。
そこに自己犠牲の念は1ミリもなくて、心からワクワクしながら、楽しみながら取り組む。
そして最後に、「万が一の最終責任」を持つ。
これが私のリーダー論である。
、、、
と、偉そうに語っているけど、
今は何のリーダーでもない。笑
でも、これからも軸はぶらさずに、さらにリーダーとしての能力を磨いていきたい。
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