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Art Direction Research for RAKSUL

こんにちは。RAKSUL デザイナーの武田萌花です。
2024年4月1日をもって、正式に24新卒としてRAKSULに入社しました!🌸
RAKSUL史上最多となる19名の新卒同期は異能多才でユニークなメンバー。
まずはお互いをよく知って楽しく仕事をしていけたら、と思います。
入社式の様子はこちらから👇✨

さて、今回のnoteでは入社前に取り組んでいた内定者インターンでの学びを紹介します📝インターン最終日(3月28日)は同期3名がオフィスに出社し、それぞれの学びを10分間でプレゼンテーションする時間をいただいたので、そこで発表した内容を振り返ってみたいと思います。


インターンでの取り組み

期間:2024年2月7日〜3月28日(計11日間)
大学院の予定などを考慮してフレキシブルにお仕事させていただきました👩‍💻
実際に取り組んだこととしては、下記の4点です。

☑️ Webアクセシビリティ・ユーザビリティのリサーチ
☑️ RAKSULアパレル新UIのユーザビリティテスト
☑️ 入社エントリnoteの執筆
☑️ アートディレクションのリサーチ

インターン期間中に執筆した入社エントリnoteでは、何故デザイナー就職を決め、RAKSULを選んだのかなど赤裸々にお話していますので、そちらも併せてお楽しみください。
今日はプレゼンテーションでメインテーマとして設定した「アートディレクション」のリサーチから学んだことをお話します🎨

アートディレクション

🔍リサーチの背景と目的

Webアクセシビリティやユーザビリティテストの他に1つ、デザインにおいて自分の興味のある領域をリサーチしてみよう、という提案を受けて「アートディレクション」を選びました。自分のこれまでの経験(美術制作)と共通する部分がありそうだと思ったからです。最終発表に向けて、改めてリサーチの背景と目的をまとめました。

背景
デザインの中で特に興味のある「アートディレクション」をテーマに選んだ。自身の学生時代の研究領域との共通点や違いを知り、RAKSULの一員として自分なりの視座や意見を持てるようになりたい。

目的
「アートディレクション」についてリサーチし、RAKSULの採用サイト・広報・ブランディングにおける提案を検討する。

①身近な例に引き寄せて考える

アートディレクション/Art directionとは何か?と調べていくと、その定義や表現は曖昧で解釈に幅があったため、少し戸惑いました😕

アートディレクションは動機であり、明確な意図である。

There is a Difference Between Design And Art Direction.

例えば、このように一言で表されていても「わかる」ようで「わからない」感覚がありました。しかし、これを日常生活の中で引き寄せて考えてみると非常に飲み込みやすくなったのです。

私たちの日常生活では、クリエイティブとアート ディレクションの原則は、家の装飾やイベントの計画などの個人的なプロジェクトにも適用できる。

The importance of creative direction and art direction

新生活に向けて新しい服を買うぞ!という状況を想像してみてください🧐💭
洋服を買う時、自分に似合う服や自分らしいカラー・形を意識したりしませんか?またその洋服のトーンやスタイルに合わせて、カバンや靴などを揃える人も多いのではないでしょうか?
私たちはヘアスタイルからファッション、メイクなど日々自分をアートディレクションしているとも言えるのです🕶️✨

このように私は、アートディレクションの本質はコンセプトやテーマに合わせてビジュアルやデザインのディテールを「統一」すること、と解釈しました。

②比較して考える:クリエイティブディレクションとの違い

アートディレクションを調べていると、また別の領域として「クリエイティブディレクション」という言葉が出てきます。そして度々、アートディレクションとクリエイティブディレションは比較して説明されていました。

クリエイティブディレクション
すべてのクリエイティブ業務の頭脳であり、クリエイティブなコンセプトを他者に提案する。

Creative Director vs. Art Director

一見、アートディレクションと同じような印象を受ける人も多いのではないでしょうか?「クリエイティブの頭脳」とも表現されているように、クリエイティブデザインは、アートディレクションよりもブランディングや戦略に近い範囲を扱います。

クリエイティブディレクション🧠>アートディレクション👗💅>デザイン✍️

人に置き換えてみると脳→顔やファッション→手から生み出される成果物(言葉や絵、料理)のようなイメージ?

名前が違うとはいえ、それぞれは完全に分離しているのではなく全てがつながっています。3つの領域、またそれ以外の領域を横断できるひとに私はなりたいです🌏

RAKSULの採用・広報のアートディレクションに対する課題

リサーチの大きな目的は、最終的にRAKSULをよりよくするための「提案をする」ということだったので、特にアートディレクションが活用できそうな採用や広報の分野にフォーカスして、課題を検討しました。

課題
RAKSULが公開しているブランドサイトと、採用サイトのデザインから受ける印象がわずかに違う。

RAKSULに入社して、組織について知るためにいくつかのWebサイト・メディアに触れてきました。その中でそれぞれから受ける印象にわずかな差異があるところが気になっていたので、この違和感を起点に課題としました。
アートディレクション・ブランディングの本質は「統一すること」です。RAKSUL全体としてのイメージの統一・浸透はこれからさらに強化していけるのではないか?と考えました📈

RAKSULブランドサイト:動的なデザイン⇔採用サイト:静的なデザイン

提案1:デザインをシームレスに統一

デザイナーや就活生の皆様の中で、RAKSULのブランドサイトをご存知の方はどれくらいいるのでしょうか?私も実は入社するまで知らなかったのですが、RAKSULの新しいロゴに込められた想いやビジョンが、インタラクティブにデザインされています。

https://brand.raksul.com/

一方、新しいメンバーに対して窓口となる採用サイトの方はよりカジュアル且つシンプルで素敵なのですが、ブランドサイトよりも静的なデザインという印象を受けました。まずは、この両者の差異をシームレスにつなぐことでRAKSUL全体のクリエイティビティを際立たせることができるのではないでしょうか?

提案2:「わかる」から「心を動かす」メッセージへ

そろそろ本格的に25新卒の採用が始まる時期ですが、RAKSULと同じ事業会社の他社の採用サイトをいくつか比較する中で特に大切だと思ったのは「メッセージの重要性」です。キャッチコピーに惹かれて本を手に取るように、無数にある企業からエントリーを決める大きなきっかけには、どれだけ応募者の心を動かすことができるか?です。
RAKSULの採用サイトにも、VisionやRAKSUL Styleについてわかりやすく記載があります。しかし、ここからさらに先へ、「心を動かす」ためのアップデートにはまだまだ余地がありそうです。

メディアとしてのRAKSUL DESIGN

アートディレクションは、メディアとしての活用事例も多いです。例えば、Google Designは記事の内容はデザインや哲学、歴史など多様なテーマを扱っていて、あらゆる専門を持つ人がプラットフォームとして活用できる+違う分野に触れる良いきっかけにもなっています。

RAKSUL DESIGNの24新卒同期メンバーも、これまでの研究領域や経験、興味の方向性がそれぞれ違いバラエティーに富んでいて、そこがとても魅力だと感じています🐱🐶🐰デザインチームだけでなく更に視野を広げ、異能多彩が集まるRAKSULという組織や、そのメンバーについてもっと発信する価値があると確信しました。メディアとしての情報発信は、RAKSULの新たなファンをつくるきっかけになるのではないでしょうか?

分野横断が起こすイノベーション:ルナ・ソサエティ

RAKSULメンバーの多様性を考える中でふと思い出したのが「ルナ・ソサエティ」についてです。この組織については、外山 滋比古著『思考の整理学』を読んで知りました📕歴史に名を残している発明家たちが、詩人や陶芸家など一見遠いと思える分野の人たちと議論をしていた歴史には衝撃を受けたことを覚えています。

満月の夜に集まって議論するなんて、ロマンチックですよね🌕

ルナ・ソサエティ(月光会)
「月光会」1770年代、バーミンガムで月一回、満月の晩に集った会合の名称。自然哲学者、事業経営者、発明家、化学者、作家らが組織した非公式の交流団体。

出典:https://table.le-noble.com/column35/

異なる分野の横断、コラボレーションがイノベーションを起こす。
RAKSULデザイン組織のコンセプトにも「コラボレーション」が掲げられています。RAKSUL社員の多様性や強みを活かした広報・採用ブランディングをしていくことで、RAKSUL「らしさ」がより際立つのではないでしょうか?

ちなみに、プレゼンテーションはこのような感じで行われました👩‍💻👩‍💻👩‍💻先輩デザイナーさんたちにとっては既知の情報も多い中、うんうんと頷きながら聞いてくださり緊張がほぐれました。

さいごに

リサーチワークは、途中で沼にハマり迷うような場面も多くありました。恐らく、自分のスキルの中でも弱みに近い部分だと認識しています。しかし今回のインターンを通してその弱みに向き合い、逃げずに取り組むことで、苦手意識を少し克服できたと思っています。また、一見理解が難しい内容でも自分にとって身近な事象に引き寄せたり、置き換えることで、咀嚼できると学びました💡

実はこれから今後の配属が発表されるので、ドキドキしながらnoteを執筆中の24卒デザイナーたち💥お互いの興味関心、強みや弱みを理解し支え合ってよりよいチームづくりに貢献していきたいです。

それでは、また👋

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