共通テスト対策 新科目「情報Ⅰ」 概要
1.大学入学共通テストとは
2021年から、大学入試センター試験に代わって大学入学共通テストが始まりました。
共通テストで、出題される問題は、センター試験の時にくらべて、思考力・判断力・表現力が必要な問題になっています。
実際の問題を見てみると、一番大きいのは、読解力を必要な長文が増えて事です。また、日常生活の中から題材を選んでいるので、それに慣れているかどうかも、問題を解くうえで、影響があります。
2.新科目「情報Ⅰ」
2025年度試験より、「情報Ⅰ」が共通テストの科目として追加されます。北海道大学では、「情報I」の受験は必須だが得点化しないと公表しています。
ただ、国立大学では、情報Ⅰを「必須97%」、「他教科との選択3%」となっており、今後、合格のためには、必要な科目となって行くと思われます。
3.過去問
新科目のため、正確には、過去問は存在しない。しかし、文部科学省や大学入試センターがサンプル問題や試作問題を公表しています。
また、概要「情報」も公表している。これは、今後も検討するということになっていますので、本番の時には、若干変更されるかもしれないが、大きな変更はないでしょう。
また、センター試験の時代から実施されていた情報関係基礎の科目も参考になるでしょう。
【参考】
サンプル問題「情報」(令和3年3月公表)
大学入試センター 試作問題『情報Ⅰ』※令和4年12月23日一部修正.pdf
正解表「情報Ⅰ」
概要「情報」
4.問題構成
先ほど紹介した概要に、試作問題の問題構成が掲載されています。
これによると、次のような特徴があります。
全て必答で、選択問題がない
配点は、4問にほぼ均等になっている。第1問(20点)、第2問(30点)、第3問(25点)、第4問(25点)
プログラミングの項目を合計すると44点となっている
情報Ⅰの内容は、次のようになっています。
第1章 情報社会の問題解決
第2章 コミュニケーションと情報デザイン
第3章 コンピュータとプログラミング
第4章 情報通信ネットワークとデータの活用
これは、第1問の小問の項目名と同じになっています。つまり、第1問は、用語等を問う問題と予想できます。実際に試作問題の問題は、解答群から選ぶ問題となっています。
第2問は、会話文から問題が作られています。そして、題材は、二次元コード(QRコード)になっています。
第3問は、プログラミングの問題で、特定のコンピュータ言語の知識を必要としないようにしています。
共通テストでは、「プログラミング言語」として、「共通テスト手順記述標準言語(DNCL)」が用いられます。
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共通テスト 情報Ⅰ 受験対策
2025年に共通テストとして情報の科目が新設されます。情報は、情報Ⅰから出題されます。初めての科目ですが、色々な情報をまとめて、十分な対策…
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