スピッツ全楽曲 私の好きな歌詞②
前回の続きです。
こうやって年代を分けて歌詞を眺めると、
作風の違いが見えてきて、面白いです。
2000~2009
「今」
噛み痕 どこに残したい?
「放浪カモメはどこまでも」
上昇し続けることはできなくても また やり直せるさ
「いろは」
波打ち際に 書いた言葉は
永遠に輝く まがい物
「さらばユニヴァース」
それは謎の指輪 さらばシャレたユニヴァース
君が望むような デコボコの宇宙へつなぐ
「甘い手」
はじめから はじめから 何もない
だから今 甘い手で僕に触れて
「Holiday」
いつか こんな気持ち悪い人 やめようと思う僕でも
なぜか険しくなるほどに すごく元気になるのです
「8823」
君を不幸にできるのは 宇宙でただ一人だけ
「ハートが帰らない」
あれから ハートが帰らない
飛び出た ハートが帰らない
「ホタル」
時を止めて 君の笑顔が
胸の砂地に 浸み込んでいくよ
「メモリーズ・カスタム」
明日を描いて 幾つも描いて
「俺の赤い星」
夕立はすぐ晴れて 忘れ傘想いながら
「ジュテーム?」
別にかまわないと君は言うけど
適当な言葉がみつからない
ジュテーム…そんなとこだ
「アカネ」
晴れの予報も ハズれたけど
朱くかすむ 夕陽を待とうか
「夜を駆ける」
落ち合った場所は 大きな木もざわめき やんで
二人の呼吸の音だけが浸みていく
「水色の街」
頸の匂い 明るい瞳
会いたくて 今すぐ 泥まみれの靴で
水色のあの街へ
「さわって・変わって」
言葉より確実に俺を生かす
「ミカンズのテーマ」
「まぁいいか」なんて言うな 言わないで
「ババロア」
君がいた夏の日から止まらないメロディ
まっすぐに咲いた白い花
「ローテク・ロマンティカ」
なにげなく噛んでやる ウエハースになれ
ふてくされて引力に逆らう気持ち
「ハネモノ」
心地良い耳鳴り 文字化けの中にも 輝く運命を知る
「海を見に行こう」
何もない? 何かある? この道の彼方に
フツウだけど 確かに僕の目の前に広がる
「エスカルゴ」
ハニー 君に届きたい もう少しで道からそれてく
何も迷わない 追いかける ざらざらの世界へ
「遥か」
今 心から言えるよ ニオイそうな I love you
「ガーベラ」
ハロー ハロー ハロー 闇の中 手が触れた
白い闇の中で
「旅の途中」
腕からませた 弱いぬくもりで
冬が終わる気がした
「けもの道」
怖がらないで 闇の向こうへ
手を伸ばす前のまわり道
「スターゲイザー」
明日 君がいなきゃ 困る 困る
「ハイファイ・ローファイ」
ムダなことが こぼれそうでも
交尾のための生じゃなく
「稲穂」
もうウソはつけない 無性に何か飲みたい
初めて本気でカワイイ蜂に刺された
「魚」
恋人と 呼べる時間を 星砂ひとつに閉じこめた
「ムーンライト」
ある晴れた夜に君 照らし出す ムーンライト
指からめたのは 気まぐれじゃなく ムーンライト
「メモリーズ」
安定できない 解放できない 生真面目な祈り
圧倒されたい 束縛されたい 飾りのないエナジー
「青春生き残りゲーム」
生き残れ 見知らぬ街で ふくらむ気持ち 丸々たくして
紙ヒコーキ 恋する季節百億世代続いた糸を切る
「SUGINAMI MELODY」
あの人の名前のような
正夢を探しながら
「船乗り」
大事な日忘れないで すぐに終わりがあってもね
並んで怖いほど 胸が高鳴り容赦なく
「春夏ロケット」
地球 ありふれた星のクズなら
安物の材料 すぐハミ出そうさ
「孫悟空」
言葉を並べていく
分かるはずもなく 終わることもなく
ただ生まれる言葉を
「大宮サンセット」
この街で俺以外
君のかわいさを知らない
「夢追い虫」
美人じゃない 魔法もない
バカな君が好きさ
途中から 変わっても
すべて許してやろう
「僕はジェット」
ひざこぞうの傷跡がかわいい
地図にない境界も消せない
「春の歌」
「どうでもいい」とか そんな言葉で汚れた
心 今放て
「ありふれた人生」
ああ 心がしおれそう 会いたい
もう待てない これ以上待てない
「甘ったれクリーチャー」
甘えたい 君の手で もみくちゃに乱されて
新しい生き物になりたい
「優しくなりたいな」
君のことを知りたい どんな小さなことも
真昼に浮かぶ僕を 桜色に染め上げて
「ナンプラー日和」
遠慮はしないで 生まれたんだから
炎になろうよ 考える前に Woo燃やせ
「正夢」
小さな幸せ つなぎあわせよう
浅いプールで じゃれるような
「ほのほ」
今君だけのために 赤い火になる
君を暖めたい
「ワタリ」
愛されるような道化になった
それでも掟を破ってく
黒い海を渡ってゆく
「恋のはじまり」
思い出せないのは君だけ 君の声 目の感じ
思い出したいのは君だけ ぼやけた優しい光
「自転車」
感動のチャプターは もうちょい大事にとっておこう
「テイタム・オニール」
名もない変化球 意地でも打ち返そう
「余り」としての誇りをこの胸に
「会いに行くよ」
届くはずない想いばかりが でかくなって陽をさえぎる
君が住む街 窓から窓へ 見えない鳩 解き放つ
「みそか」
混ざって 混ざって でかすぎる 世界を塗りつぶせ
浮いて 浮いて 浮きまくる 覚悟はできるか
「僕のギター」
ずっと 君を歌うよ おかしいくらい
忘れたくない ひとつひとつを
消えないように 消えないように 刻んでる
「桃」
つかまえたその手を 離すことはない
永遠という戯言に溺れて
「群青」
波は押し寄せる 終わることもなく でも逃げたりしないと笑える
僕はここにいる それだけで奇跡 しぶきを感じてる
「Na・de・Na・deボーイ」
彼女は野生の手で 僕をなでてくれたんで
ごちゃまぜだった情念が一本化されそうだ
「ルキンフォー」
ルキンフォーめずらしい 生き方でもいいよ
誰にもまねできないような
「不思議」
ああベイビー! 恋のフシギ さらにセットミーフリー
過ぎていったモロモロはもういいよ
「点と点」
わかりますか? それまでの 思い込みをぶち壊すような
新しい組み合わせ 固い心フワフワに変える
「P」
時は流れてゆく すべり落ちそうになる
はぐれてなんぼの純情だけど
「魔法のコトバ」
花は美しく トゲも美しく
根っこも美しいはずさ
「トビウオ」
思い出そうぜ トビウオになれ オーラじゃなくて
直接さわれる ホンマもんのエクスタシー
「ネズミの進化」
君の言葉を信じたい ステキな噓だから
「漣」
現は見つつ 夢から覚めずもう一度
四の五の言わんでも 予想外のジャンプで君に会うのよ
「砂漠の花」
ずっと遠くまで 道が続いてる
終わりと思ってた壁も 新しい扉だった
続く→→→→→