北の伏魔殿 ケースⅠ-➀
新年度が始まって、10日ほどがすぎて新たに公務員となった若者は、その期待通りの職場で職務に従事することができているだろうか?それともすでに退職の準備を考えている人たちもいるだろうか?
私が経験した職場体験を伝えることによって、公務員職場にはそういう現実もあることをあらかじめ理解し、今後の公務員人生の波を乗り切って、当該自治体、住民のために、そしてなにより自分の身を守っていってほしいと願っている。
○公務員は魅力ある職場なのか?
近年、公務員志願者の減少や若手公務員の退職の増加、また、SNSでは、意識高い系と言われる公務員から職場の非合理的な実態の暴露話が盛んであり、公務員組織に身を置いた立場としては、その多くが頷けるものであり、今の若手公務員の苦悩を理解できる。
私も、公務員を志望している若者に私が経験した職場の実態を理解してもらい、参考になればと考えている。
○公務員のレベルは?
公務員は、試験を合格して採用されているので、試験区分による違いを除けば、(私の採用時は、高卒=初級、大卒・短大卒=中級、大卒=上級・・・幹部職員候補者)といった試験区分だったが、職員間の能力に大幅な差違はない。 はずだった。
しかし、実態は、どうやって採用試験をすり抜けたんだろうと思う職員や採用試験段階では優秀であっても、採用後、勉強せずに過ごしてきたため、公務員としての基本的な知識を持たない職員も少なからずおり、その開きは大きかった。
私が経験したいくつかのケースを紹介するが、時系列どおりではないことと人物が特定されないような配慮はしているので、そこはご理解頂きたい。
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