北の伏魔殿 ケースⅠ-⑤
○組織のあり方や人の発言の意味が理解できない職員
海外事務所のM主査に執行見込みを送付した後、本庁のB主査と今後の団体の財政状況を話していると「事務所の旅費を節約するように言え」と言われる。
事務所の旅費とは、現地での旅費はもちろんであるが、2~3ケ月に一度、帰県する旅費が措置されているものであった。年間配当額の中で納まるかどうかは、海外事務所が自身で運用、節約すべきことで、それで不足が出る場合に団体本部に協議してくるのが筋である。
また、旅費を節約しろと言うことは、「まだ、2ケ月が過ぎたばかりで、100万円の余裕があり、あくまでも今後の見込み程度の話だし、そんなことを言えば、帰ってくるなと言うことと同じで俺は言えない。」と言うと「じゃ、私が言いますから」と私が言っている意味や組織のあり方が理解できていない。しかし、こちらからはアドバイスしたし、B主査は所長とは現地で仕事をしていたので、お互い気心は知れてているから、言えるのかなと思い、まあ自分の責任で言うことに関して、私がとやかく言うべきものではないだろうと考えた。
○究極の責任転嫁
翌週、B主査の元を訪れると「現地事務所に(節約しろなんて)そんなことは言えないですよね」などと言う。私に確認を求めるということは、事務所に言って、反発を受けて、私に責任転嫁したのではないかということが、脳裏を過ぎったが、さすがにそこまではしないだろうとも思った。
しかし、その後、なぜか、現地事務所からそれまで添付されていなかった電話料金の内訳が送付されるようになり、嫌味を言われるようになり、挙げ句に仕事での報復(私に報復される理由など全く無いが)が始まることとなる。
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