北の伏魔殿 ケースII-⑦
○部長から、総務課長から人事課まで巻き込む組織的体質
体調不良になる前、私が受けたこれまでのパワハラの事実を人事評価調書に記載した。もちろん、パワハラをしているS主幹、総務課に異動したK主幹らが担当する人事評価調書なのでなんらかのリアクションがあるであろうと思っていたが、その時点では、なんの動きも見えなかった。しかし、半年後、前回フロッピーで提出した人事評価調書はS主幹に改ざんされていた。パワハラについて記載した部分は、削除され、自己の評価も下げられていた。半年前に改ざんしたことも忘れて、本人に改ざんした自己申告書をそのまま手渡す程度のレベルの人間が整合性のある仕事ができるはずがない。なお、この主幹も地元私大の学閥であるが、いかに彼らのレベルが低いかは、今後さらに論理の整合性のない学閥が登場してくる。
これに、関して参事に抗議したが、何も答えず、K主幹が私1人面談をしなかったことも問題が無いと言う。
すると、人事課は、「人事評価の面談は、必ずしもしなくとも良い」という通知をだしたかと思えば、その1ケ月後には、これを撤回するなど、相当混乱していた。(おそらくS主幹にパワハラを指示した次長は、人事委員会にもいたことがあり、人事課に顔が利くので、彼の工作だろう)
さらに、自己申告書の保存期限をそれまで、5年間だったものを1年間に変更したが、これは、私が本人訴訟を提起していることを承知していたので、訴訟を恐れて証拠破棄のためにやったことだ。1年後には、また、もとの5年保存に替えている。
体調不良後、別のグループに受け入れてもらったが、そこのT主幹とは昔、同じ職場で席を並べていて、お互い気が合い、仕事でも助け合っていたので、特に問題はなかった。
しかし、ある時、部長が来課し、少し遠目から私の後ろ姿を観察していたことがあった。私は、部長がみていることに気づいていたが、仕事はK主幹時代からさせてもらえていないし、このグループに移っても体調不良からあくまで、お手伝いだったので、業務の参考にネットを見ていたとは事実だった。おそらくK主幹は私のことを病気だと言いながら仕事もせずに「ネットばかり見ている」と部長に噂を流し、私が体調不良でグループを替えてもらった原因であるパワハラを隠蔽したのであろう。
○地元私大の学閥の総務課長から「お前なんか面倒をみてやらない」と言われる
K主幹を総務課の人事担当主幹に就任させたのは、N総務課長だったが、彼も地元私大の学閥である。県の幹部は、旧帝大か関東、関西の有名私大卒がほとんどで、地元私大出身者の幹部職員は少なく、係長になれない者もいる。旧帝大も学閥があるが、同期はライバルであり、学閥は横よりも自身の勢力拡大のための縦の関係性のほうが強い。一方、地元私大のほうと言えば、そもそも幹部職員になれる数が少ないため、そういう職員は学閥の誇りであり、出世のおこぼれに預かるため、異様に結束力が強い。能力では勝てない相手には、集団でありもしない噂を流してネガティブキャンペーンをしたりパワハラをして足を引っ張るのはこれまで指摘してきたとおりである。
勤務時間中に株取引や公用PCを使用してヤフオク取引をする。補助金に自己資金が必要な程度の知識ももたず、人事評価調書を改ざんしたり、仕事をせずに、パワハラや他人を貶めるためのネガティブキャンペーンしかできない程度の人間に人事を担当させるというのは、いくら学閥人事だからと言ってもN総務課長の良識も疑われる。
部長が来課した数日後、今度はN総務課長が課に入ってきて、いきなり大勢の職員の前で「お前なんか面倒を見てやらない」と言い放った。
さすがに、課内の職員は凍り付いたが、私と言えば、K主幹はどんなネガティブキャンペーンしたから、N総務課長がそういうことを言うのだろうと考えてみたが、それだけの材料だけでは、さすがに想像がつかない。
後日、N総務課長が定年退職してから文書で「K主幹が私のことをなんと言ったのか」回答を求めたが、訴訟を恐れて、回答することはなかった。
画像:株式会社東洋電制製作所