欲にあらがえず、キンドルに浮気してました。 真面目に本を出していたわけではなく、AIイラストを200冊ぐらい作りました。 儲かった? うーん、ひと月1万くらいにはなりました。 最初は、書き溜めた小説なんかを出版したけど、無料販売ならダウンロードされるけど、ほぼ買ってはもらえません。 で、本の登場人物をイラスト化して、もちろん女の子ね、出版したら小説はそれほどのびないけれど、イラスト集は伸びました。 ということで、ちょっとエロいイラストに一直線。 いろいろネットで調べて
破産免責もすみ、職能の研修も終わり、勤め先を探そうかと考え始めたころのことです。氏家さんから、逢いたいってメールが入りました。 別に断る理由もないので、いいよ、そのあとはお店に来るってメールしました。 そしたら、それはどうなるか、っていつもの彼らしくないメールが戻ってきました。 なんか、変だなと思ったけど、まあそれほど深く考えることもなく、待ち合わせのカフェに向かいました。 店に彼の姿がない、彼が遅れるのは珍しいと思ったら、私の勘違い。 彼はめったに着ることのないスーツ
今更ですが、記事と画像は、あんまり関係ないです。 関係がある時もあるけど、私の雰囲気だと思ってください。 今回は、私の男、氏家の話です。 え、つまんない、そう言わずに自慢(笑)させて。 年齢は、まあオヤジです。 奥さん、昔はいたんだそうですが、別れて結構たつんだって。 エッチは、うーんまあ普通なんじゃない。 しごと、前も書いたけど、自衛隊の警務隊。 出会った時に、二佐になったところだった。 防大出身じゃなくて、内部選抜組、いわゆるC幹。 って彼は言うけど、C幹の意味
と、いうことで思いがけず男ができてしまったけれど、日常は変わりません。 昼は、職能の研修で、十代の若者と授業を受けて。 ちなみに圧倒的に男子が多くて、割とモテてた。 夜は週末と他は不定期だけどクラブに出勤。 氏家が来る日は同伴出勤。そのまま、お泊り。 そんな日々が習慣になったころに、正確には書類を出して三か月ぐらいたったころに弁護士から連絡がありました。裁判官と会うよ、という内容でした。 書類を読んだ裁判官が、本人と会って質問等を行い免責に値するかどうかを判断するとい
「今日はおひとりなんですか」 この前に彼が来たときは、どちらかというと、もう一人の高森という人の方がよく話したので、氏家が一人できたのが少しばかり意外だった。 「うん、高森が一緒の方がよかったかい」 「いいえ、ただ氏家さん私のことあまり」 あまり話さなかったように思えて、好かれていないのかと思っていたのだ。 「まさか、可愛すぎて照れてたんだ。それより、名前を憶えていたくれたんだね」 そういえばそうだ、なぜ一回で名前を覚えたのだろう。 その時は不思議だった、が、つまるとこ
お店はふつーのクラブです。 この地方都市ではまあ格上の方の。 といってもキャバクラかな。 中にピアノがあって、時々、女の人が演奏してる。 お客さんはお金持ち、つまるところ年配者ばっかり。 若いサラリーマンとかはあんまり来ない。 最初の二、三日はママや先輩について横でお酒作ったり、カラオケ歌ったり。 「じゃ、今日から一人でお願いね」 「え、ひとりですか」 「大丈夫だから、いやらしいことする人には付けないから」 はあ、ま、頑張るか、仕事、仕事。 お酒飲むのも、男性と話
ハローワークに仕事の相談。 クラブのママに聞かれました。このままずっとここで働く? え、とりあえず今のことしか考えてなかった。 「失業手当出るんでしょ、もう少ししたら。ちゃんとした仕事探した方がいいと思うよ、私の方はいつまで働いてくれてもいいけど」 確かに、私は一緒この仕事はできそうにはない、従業員はできてもお店の経営なんかきっとできない。 ママは、そのあたりを一発で見抜いていたからこそのアドバイスでした。 実は、私は公務員だったので失業手当は出ない(雇用保険をかけてい
逮捕されてから、78日目、判決の言い渡しの日がやってきました。 誰もが執行猶予と思っているみたいだけど、本当にどうなるかはやっぱり不安でした。 なんせ判決は裁判官の考え方次第なのです。 なんかの気まぐれで実刑にならないとも、さすがにそうなったら控訴するかもね。 運動で話す仲間の一人が、執行猶予がつかず実刑判決を喰らいました。 本人は絶対大丈夫と思っていたみたいだけど、周囲はよくて五分五分じゃないかと思ってました。 もちろん私もそう思ってました。初犯とはいえ、覚せい剤売り
中で出会った人の話です。 この人にあったことで、後の人生が変わりました。 この人は、クラブのオーナーママでした。 私より後に入って、先に出ていかれました。 であった場所は警察署の留置場、夜に入ってきて一週間もたたないうちに出ていかれました。 運動の時になぜ捕まったかを聞いたら、さくっと教えてくれました。 簡単に言うと高校生をホステスとして雇った、ということでした。 彼女には高校生の娘がいて、娘の友達をホステスさんとして雇ったらしいです。 怪しい風俗店ではなくて、普通の
今回は、捕まっているときの私物購入と差し入れについて 前にチラッと書きましたが、もう少し詳しく。 1.留置場 留置場に入るときに、お金も警察に預けることになります。一万円札が何枚、五千円札が何枚、五百円硬貨が何枚、と記録するわけではなくて、合計でいくらかを確認します。 ちなみに預けることを領置といいます、参考までに。 このお金を使って、私物を買うことができます。 もちろん、何でもいいわけではなくて基本的には、書籍、食料品、衣服、歯ブラシ、シャンプーとかです。 物品購入
今日はあっちうろうろ、こっちうろうろ、の話です。 1.取り調べで まず、引き当たり、についてかな。 「今日は引き当たりに行くんだって」 留置場に入っているときに、看守の警察官がこう言いました。 普通、は?って思いますよね。なんのこっちゃと。 一般的用語でいうと、現場検証のことです。 このパソコンを使いました、とか、この窓を割って入りました、とかこのATMからお金降ろしました、とか。 現場に行って、指さしながら写真を撮られます。 自動車関連なら、この交差点でひとを撥ね
今回は、取り調べの話。 狭い部屋、机の反対側に刑事がいて、頭つかまれたり、ライトあてられたり。 裸にされてスケベな拷問されたり、手錠掛けられてるから抵抗できなくて、刑事たちに入れ替わり立ち代わり、あんなことされたりさせられたり(涙)。 なんてことは、今の日本じゃありえません。どこか別の国ならわからないけどね。 女の子(って自分のこと言ってもいいよね)を取り調べるときは、絶対に女性警察官の立ち合い、または部屋の扉は解放が絶対です。 なぜだと思う? 刑事が襲うから、絶対に
つかまったやつが言うんじゃない、という意見もあるでしょうけど、こいつ大っ嫌いという関係者もいました。 今回は悪口。 一番嫌いだったの拘置所の某看守。階級章の感じから言ってほぼ平。 こいつがすぐ人をお前と呼ぶ。 はあ、てめーなんぞにお前呼ばわりされる覚えはねーんだよ。といってやりたかったけど、自分の立場を考えてぐっとこらえる。 実刑くらって刑務所に行ったらしかたがないけれど、まだ裁判も終わっていない相手にお前呼ばわりはどうなんだ。 「推定無罪」って習わなかったか。 ま
私は健康だけが取り柄なので、どこでも眠れる、何でも食べられる、ということで、あまり関係のなかった病気の話。 1.急病 警察の留置場で、夜中に急にうめき声が聞こえ始めました。 どうやら隣の隣の房にいる若い男性みたいです。 私は男たちを見たことがないのですが、そんなに広くない留置場です、大声で話している彼らの素性ぐらいはだいたいわかっていました。 たぶん私と同じぐらいの年のニート君。ネット詐欺で捕まったらしい。 その人が、夜中に七転八倒。 今日の当番の警察官だけでは、手に
以前までの投稿の最後に食事のメニューを書いてますが、今回はこの食事についてです。 1.くさい飯 昔の映画や、小説なんかでは刑務所送りのことを「臭い飯を食ってくる」と表現してました。 なんでそう言うのって、自称物知りのうちの夫に聞いてみました。 そうしたら、古米を使っていて、さらに麦が入っているから「くさい」というのと、房に設置されていた「ぽっちゃんトイレ」の匂いの中で飯を食ったから、という説があるって教えてくれました。 もしかしたらほかにもあるのかも。 でも、私の食べた
1.弁護士と面会 私は国選弁護人を選びました。 どうせ執行猶予がつくこともわかっていたので、あえて金をかける必要がないだろうと思ったからです。 捕まった時に担当の刑事が、一応当番弁護士と話してみないか、といってくれたので、来てもらいました。 たら、あんまりさえなさそうな弁護士が、電車で二 私が罪を認めます。国選で行きますと言ったら、とたんにやる気をなくして、あ、そうですか、じゃ頑張ってくださいって帰って行きました。 おいおい、なにしにきたんだ、私選にしてくれって売り込