SSoM-80 Brian Eno “Reflection”
Brian Eno は1971年、Roxy Music のシンセサイザー奏者として音楽シーンに現れた。グラムロックの文脈の中でEnoの人気は凄まじく、リーダーのBryan FerryがEnoを追い出したのが1973年だった。
その後、1978年からアンビエントを発表し始める。ロック喫茶で聴いたけど、理解できなかった。1982年CDが発売開始。
1985年CDでリリースされた“Thursday Afternoon”が世界的なヒットとなる。CDにより1時間ノンストップで1曲となり、まさに生活をアンビエントサウンドの中に置く感じが実現できたのだ。
それは25分ごとにLPレコードをひっくり返えす体験とは異質のものだった。CDプレーヤーにはループモードがあるので、ずっとEnoが創ったambientに浸って暮らしていられるのだ。これは新しい体験だった。
今回紹介するのは、68才、2017年にリリースされた、
Reflection
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オフィシャルグラフィック、
Enoの作業場でのインタビュー。メディアアーティストの舞台裏のようだ。
アンビエントの大家が創った音環境で暫しの時を過ごしながら、自然と自分が分子レベルの大きさになって、ゆっくりとした化学反応の中にいるような気分になった。効果は全く人任せなところが、アンビエントの素晴らしさだ。