SSoM-52 Mao Fujita
クラシックミュージックの世界で、年1回ぐらいレコーディングをして、各国のローカルの交響楽団に呼ばれながら、ソリストとして食べていけるミュージシャンって、世界で何人ぐらいいるのだろう?なんだかんだ言っても、世界各国に素晴らしいソリストたちは大勢いるよね。
秋の夜長、ピアノを聴きたくなり、ピックアップしたのが藤田真央。10代の時から、国際的コンクールで名を上げて、ソリストとしてのレールに乗ったピアニストだ。現在25才、これから半世紀以上の活躍が期待される。
藤田の新作 72 Preludes は、Chopin、Scriabin、矢代秋雄、それぞれの24のプレリュードを演奏したものだ。矢代は、1976年46才で亡くなっている。24 Preludes for Piano は、1945年の作品、終戦の年、15才での作曲、驚きだ❗️
ピアノって、ただキーを押すだけだから、同じピアノなら誰が弾いても同じ音が出そうだけど、これが違う。72曲1時間52分、藤田の音色をゆっくり味わいたい。
72 Preludes