SSoM-29 Khruangbin
音楽談義に花が咲くうちに意気投合してバンドを作ってしまう、これイイよね。
Laura Lee (Bass)、Mark Speer (Guitar)、DJ Johnson (Drum)は毎週火曜日、HoustonのRudyard’s Pubで超マニアックな音楽談義を延々と繰り返してバンドを2010年に結成する。Lauraは高校の数学の先生だったそうな。Khruangbin(クルアンビン)はタイ語で飛行機、素敵なバンド名だ。
一聴して感じる最近の音楽とは異なる肌合い、これはレコーディング方法によるところも大きそうだ。周りは牛と花しかない田舎の納屋、中には小動物の巣穴やハチがいる、そこで3人いっしょに一発録り。最近、リリースされたSidney Opera Houseのライブ盤も素晴らしいけど、紹介するのは4年ぶりの3人だけのアルバム、
A LA SALA
僕は中学生のとき、サンフランシスコから次々と出てくるサイケデリックミュージックに、リアルタイムで育てられた。Khruangbinの音楽を聴いたとき、1967年と地続きのように感じた。Love & Peaceが底に流れているからだ。優しい気持ちで仕事が進むよ。