WFH Day 118 雑感

2020年7月12日。

普通に日曜日。『37 seconds』 という映画をみた。障害者の家族との関わりや自立について、「行って帰ってくる物語」という感じだけど、主人公の佳山明さんが、実際に脳性麻痺で障害を抱えている方で、あたりまえなんだけど、リアリティがすごかった。公式サイトに「当初、女優の起用を検討したが、健常者が障害者の役を演じることに強い疑問を抱いた監督の意向により」とあったが、とてもよかったとおもう。少なくとも演じることに問題がなければこういう人選は積極的にした方がよかろう。親族に障害を持つひとがいるのでそういう意味でも興味のアンテナにもひっかかりやすかった。

後半のロードムービーの流れが少し冗長という気もしないでもないけど、わたしはよかったなあ。たまたま今の状況で旅に出て自分を探しに行くというところがよかったかもしれない。

これは障害者まわりを描いた映画だけど、宇多丸さんもいうように「だれにとっても37セカンズはある」というような普遍的なメッセージがあるように思えた。また、親からの自立、過保護になってしまって自立を妨げる親の様子なども普遍的なものだとおもう。「かわいい子には旅をさせよ」などと昔からいわれているわけで、まさにそういうことなのだろう。

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