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ディスレクシアのための大学受験対策 大学受験で合理的配慮を受ける  #3 高校に状況報告書を作成してもらう

ディスレクシアの生徒が、大学受験で合理的配慮を受けるために必要な知識をお伝えしている本シリーズ。第1回では基礎知識を、2回目では「高校で合理的配慮を受けておく」をテーマとしました。

今回からは、4回にわたって「4つの機関への働きかけ」をテーマとして扱っていきます。

配慮申請に必要な3つの書類

ここで、改めて、「4つの機関」とは何か、についておさらいです。

第1回でお伝えしたように、大学受験で合理的配慮を受けるためには、主に高校3年生になってから、4つの機関への「働きかけ」が必要がとなります。

その4つの機関とは[高校、医療機関、大学入試センター、志望大学]です。今回はそのひとつ、「高校」をテーマとします。

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 なお、大学受験で合理的配慮を受けるためには、3つの書類が必要です。

・自分で記入する「配慮申請書」
・高校に作成してもらう「状況報告書」
・医療機関に作成してもらう「診断書」

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この3つの書類を、出願期間順にいうと、まず大学入試センター(共通テストを実施する団体)に「配慮申請」として提出する必要があります。

今回は、高校に早めに提出して準備してもらう必要がある「状況報告書」について、Q&A方式で説明していきます。
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補記:各大学独自の試験に配慮申請を行うと、「共通テストで許可されたものと同じ内容の配慮を認めます」と返答されることが多いです。
たとえば、「共通テストで、合理的配慮としての試験時間の1.3倍延長が認められたら、志望大学の入試でも同じく1.3倍の時間延長が認められる」ということです。

そのため、受験する大学が国公立か私立かにかかわらず、一般入試において配慮を受けたい場合は、「まず、共通テストで配慮を受けておく」ことが必須です。

Q1. 状況報告書とは何か

図1

状況報告書とは、大学入試センターが発行する「受験上の配慮案内」(参考までに、昨年度のものはこちら)に含まれている用紙で、

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