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【ネタバレあり】medium 霊媒探偵城塚翡翠 感想

こんにちは、卯月です。
今回は、書評を書きます。

本は、相沢沙呼さんの「medium 霊媒探偵城塚翡翠」(講談社・講談社文庫)です。

ネタバレがありますので、まだ読んでいない方・今読んでいる人はご注意ください!


あらすじ

死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。だがその魔手は彼女へと迫り──。ミステリランキング5冠、最驚かつ最叫の傑作!
(裏表紙のあらすじより引用)

感想(ネタバレあり)

相沢沙呼さんの作品です。
相沢さんは2009年に「午前零時のサンドリヨン」でデビューされました。
「medium 霊媒探偵城塚翡翠」は、「このミステリーがすごい! 2020年版」国内編1位、「2020本格ミステリ・ベスト10」国内ランキング1位、Apple Books「2019年ベストブック」ベストミステリー、第20回本格ミステリ大賞小説部門の4冠を達成しました。
また、第17回本屋大賞(2020年)にもノミネートされました。

真相はどんなものか推理はしない方がいいです。そんなことをしている暇があったら、読み進めてください。初見時の感動を最大限に味わえなくなりますよ。

タイトルの「medium」は、媒介・霊媒など様々な意味を持っています。最初は翡翠のことを指すタイトルだと思っていたのですが、香月のことをも指していると分かった時は、ちょっと感動しました。

単行本の方には「すべてが、伏線。」というキャッチコピーがあります。最終話ではキャッチコピー通りに怒涛の伏線回収が待ち受けています。どんどんページをめくっていったので、あっという間に読み終わってしまいました。

書誌情報

medium 霊媒探偵城塚翡翠
著者   あいざわ
出版社  講談社
レーベル 講談社文庫
ISBN 978-4-06-524971-0
定価   900円+税(税込990円)


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