【ネタバレあり】螺旋の手術室 感想
こんにちは、卯月です。
今回は、書評を書きます。
本は、知念実希人さんの「螺旋の手術室」(新潮社・新潮文庫)です。
ネタバレがありますので、まだ読んでいない方・今読んでいる方はご注意ください!
あらすじ
純正会医科大学附属病院の教授選の候補だった冴木真也准教授が、手術中に不可解な死を遂げた。彼と教授の座を争っていた医師もまた、暴漢に襲われ殺害される。二つの死の繋がりとは。大学を探っていた探偵が遺した謎の言葉の意味は。父・真也の死に疑問を感じた裕也は、同じ医師として調査を始めるが……。「完全犯罪」に潜む医師の苦悩を描く、慟哭の医療ミステリー。『ブラッドライン』改題。
(裏表紙のあらすじより引用)
感想(ネタバレあり)
知念実希人さんの作品です。
知念さんは2012年に「誰がための刃 レゾンデートル」でデビューされました。
医大を卒業したお医者さんでもあり、医学知識や医師の経験を生かした医療ミステリーで知られています。
大学病院の教授選を巡る一連の殺人事件を描いた小説です。
途中、本を読みたくない期に入ったので読了に時間がかかりました(約半年)が、読みやすくて面白かったです。
最後の80ページくらいからが怒涛の展開になっており、ページをめくる手が止まりませんでした。
私は、事件の真相が明かされるまで犯人の見当がついておらず、ドキドキしながら読みました。
まさか犯人が主人公の母親だとは思いませんでした。
書誌情報
螺旋の手術室
著者 知念実希人
出版社 新潮社
レーベル 新潮文庫
ISBN 978-4-10-121071-1
定価 800円+税(税込880円)