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【ネタバレあり】天久鷹央の推理カルテⅢ 密室のパラノイア 感想
こんにちは、卯月です。
今回は、書評を書きます。
本は、知念実希人さんの「天久鷹央の推理カルテⅢ 密室のパラノイア」(新潮社・新潮文庫nex)です。
ネタバレがありますので、まだ読んでいない方・今読んでいる方はご注意ください!
あらすじ
呪いの動画によって自殺を図った女子高生。男性に触れられた瞬間、肌に異常をきたす女性。そして、密室で溺死した病院理事長の息子⋯⋯。常識的な診断や捜査では決して真相にたどり着けない不可解な事件。解決できるのは、怜悧な頭脳と厖大な知識を持つ変人女医・天久鷹央、ただ一人。日常に潜む驚くべき“病”と事件の繋がりを解明する、新感覚メディカル・ミステリー第3弾。
(裏表紙のあらすじより引用)
感想(ネタバレあり)
知念実希人さんの作品です。
知念さんは2012年に「誰がための刃 レゾンデートル」でデビューされました。
医大を卒業したお医者さんでもあり、医学知識や医師の経験を生かした医療ミステリーで知られています。
今回も、鷹央先生の推理が冴え渡っていました。
最終話「密室で溺れる男」では、小鳥遊が自分の所属する病院(小鳥遊は、出向で鷹央先生のもとに来ている)に戻るように連絡を受けます。
鷹央先生は、小鳥遊を自分のもとに留めるため、奮闘します。
鷹央先生はなんだかんだ理由をつけて事件に関わりますが、結局は小鳥遊と離れたくないのだということが分かり、心が温かくなりました。
書誌情報
天久鷹央の推理カルテⅢ 密室のパラノイア
著者 知念実希人
出版社 新潮社
レーベル 新潮文庫nex
ISBN 978-4-10-180035-6
定価 670円+税(税込737円)