【ネタバレあり】天久鷹央の推理カルテ 感想
こんにちは、卯月です。
今回は、書評を書きます。
本は、知念実希人さんの「天久鷹央の推理カルテ」(新潮社・新潮文庫nex)です。
ネタバレがありますので、まだ読んでいない方・今読んでいる方はご注意ください!
あらすじ
統括診断部。天医会総合病院に設立されたこの特別部門には、各科で「診断困難」と判断された患者が集められる。河童に会った、と語る少年。人魂を見た、と怯える看護師。突然赤ちゃんを身籠った、と叫ぶ女子高生。だが、そんな摩訶不思議な“事件”には思いもよらぬ“病”が隠されていた⋯⋯? 頭脳明晰、博覧強記の天才女医・天久鷹央が解き明かす新感覚メディカル・ミステリー。
(裏表紙のあらすじより引用)
感想(ネタバレあり)
知念実希人さんの作品です。
知念さんは2012年に「誰がための刃 レゾンデートル」でデビューされました。
医大を卒業したお医者さんでもあり、医学知識や医師の経験を生かした医療ミステリーで知られています。
内科医見習い・小鳥遊と鷹央先生のかけ合いが楽しかったです。
二人は付き合っているわけではないのですが、夫婦のように息が合うんです。そういうの、いいですよね〜!
鷹央先生にとっての医療とは、ただ人を救うだけの行為ではありません。生きがいそのものなんです。それをなくした時、彼女は彼女ではいられないでしょう。
生きがいといえるようなものを私はまだ、見つけられていません。鷹央先生にとっての医療のように、私も生きがいを見つけられたらいいと思っています。
書誌情報
天久鷹央の推理カルテ
著者 知念実希人
出版社 新潮社
レーベル 新潮文庫nex
ISBN 978-4-10-180010-3
定価 630円+税(税込693円)