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【ネタバレあり】初恋ソムリエ 感想

※この記事は、以前私がアメブロで書いていた記事(https://ameblo.jp/yotsuba-0014/entry-12707708270.html)を焼き直したものです

こんにちは、卯月です。
今回は、書評を書きます。

本は、初野晴(はつの せい)さんの「初恋ソムリエ」(KADOKAWA・角川文庫)です。ハルチカシリーズ2作目です。

ネタバレがありますので、まだ読んでいない方・今読んでいる人はご注意ください!


あらすじ

廃部寸前の弱小吹奏楽部を立て直し、普門館を目指す高校2年生の穂村チカと上条ハルタ。吹奏楽経験者たちに起きた謎を解決し入部させることに成功していた2人だったが、音楽エリートの芹澤直子には断られ続けていた。ある時、芹澤の伯母が高校にやって来た。「初恋研究会」なる部に招待されたのだという。
やがて伯母の初恋に秘められた、40年前のある事件が浮かび上がり⋯⋯。(表題作より)
“ハルチカ”シリーズ第2弾!
(裏表紙のあらすじより引用)

感想(ネタバレあり)

初野晴さんの作品です。初野さんは2002年、「水の時計」でデビューされ、代表作は、このハルチカシリーズです。
ハルチカシリーズは、2015年に漫画化、2016年にアニメ化、2017年3月に映画化と、何度もメディアミックスされています。
この本はハルチカシリーズの2作目で、1作目は「退出ゲーム」です。

こちらも角川つばさ文庫版を昔読みました。シリーズ1巻である「退出ゲーム」同様、この本にも4つのお話が収録されています。
3話目「アスモデウスの視線」のみ角川つばさ文庫版には未収録です(ちょっと子供向けの文庫本に収録するには内容的に厳しいからかも?)。なお、角川つばさ文庫で出版されているのは、この「初恋ソムリエ」までです。3巻「空想オルガン」以降は角川文庫版しかありません。

私が好きなのは3話「アスモデウスの視線」です。吹奏楽の強豪校、藤が咲高校で1か月間に3回席替えが行われた理由を解き明かすためにハルタとチカが高校に潜入する話です。今までの事件は、清水南高校(ハルタとチカが通う高校)の中だけで全て完結していたのですが、この話は全て藤が咲高校(外部)で完結します。これまでとは違った切り口の作品で面白かったです。

書誌情報

初恋ソムリエ
著者   はつせい
出版社  KADOKAWA
レーベル 角川文庫
ISBN 978-4-04-394455-2
定価   660円+税(税込726円)


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