スコティッシュフォールドのお耳

小さなお耳が特徴のスコティッシュフォールド。
お耳が折れているものと立っているものとがいます。
我が家のちこちゃんは折れ耳のスコティッシュフォールド。

折れ耳のスコちゃんは、
劣性遺伝を掛け合わせて繁殖されたもので
それゆえに骨に異常が出やすく
時に痛みに苦しむ子もいると聞いています。

そのためでしょうか。
ベルギーのフランドル地方というところでは、
スコティッシュフォールドの繁殖と販売が
一昨年禁止されました。

生まれた後に
苦しむ可能性がある遺伝がある子を
繁殖させるのは
動物の福祉に反します。

ですので、ベルギーのこの政策は
支持できるものだと思います。

ですが一方で、
ちこちゃんを見ていると、
実に耳の動きがかわいいのです。

小さいだけに、動きが良くわかります。
耳が良く動くだけで表情が豊かにうつり、
耳から目が離せなくなることもあります。

きっと繁殖しようと考えた人は、
偶然小さな折れ耳で生まれた子の
耳の愛くるしさに心を奪われ、
遺伝のことなどよくよく見当もせずに、
交配して固定しようとしてしまったのでしょう。

人間は本当に罪深い生き物だと思います。

幸いちこちゃんは
今のところ骨に異常が生じてはいませんが、
ちこちゃんの仲間には、
骨の病気で苦しんでいる子も
たくさんいるのだということを
忘れないようにしようと思います。