犬猫のマイクロチップ装着義務化について、ちょっと思うこと。
法改正による犬猫のマイクロチップ装着義務化が施行されました。
6月1日以降に飼育開始された犬猫には、
マイクロチップをつけることになります。
ペットの犬猫の迷子、盗難があっても、
飼主の元に戻りやすいという効果が
期待されています。
また、安易な飼育放棄への歯止めも
期待されています。
確かにそのような期待はあるかと思います。
しかし、私はいくつか懸念を持っています。
飼育されていない犬猫に対する
虐待事案が増えるのではないか。
マイクロチップ装着されていない迷子犬猫の
殺処分が増えるのではないか。
また、飼育放棄の歯止めも、
効果は限定的ではないかと思います。
上記のような懸念が払拭され、
期待される効果が上がるためには、
動物愛護法違反の立件、罰則適用が
適切にされることが必要です。
これくらいのことしても、
どうせ警察は動かないし、
処罰もされない。
このように捜査機関や刑事司法が
なめられる状況が続けば、
動物をめぐる状況に変わりはないと
思います。