高ければいいというものでもない。
昨日、近所のおじいちゃん猫と友達で毎日会いに行っているという話を書きました。
会いに行くときには、いつもお土産にチュールを持っていきます。
彼の最大のお楽しみは知ってる人が来たらおやつをもらえることでもあるようなので。
持っていくチュールは、コマーシャルでお馴染みのCIAOチュールと、外国産の添加物が入っていないちょっとお高めのチュール。
どちらか1本をかわるがわるあげていました。
お高めの方は、実家の飼猫が好きなもので、だったら美味しいのだろうと思い、彼にもあげることにしました。
あげ始めた当初は食べてくれていたのですが、どうも最近食いつきが良くありません。
高齢で食欲が落ちてきているのかなとも思ったのですが、CIAOチュールはガツガツ食べます。
こういうことを繰り返して、私は気付きました。
彼は、CIAOチュールの方が好みなのだと。
CIAOチュールは、マグロやカツオなどの海鮮味のものが多いので、もしかすると、高齢ゆえ、肉より魚の方が食べやすいのか。
あるいは、お高めの方は、味が彼にはちょっと濃すぎるのか…こちらは、少し塩を振れば人間の酒のつまみにできるという保護猫活動家の方もいたくらいなので。
とにかく、彼の好みに値段など関係ないわけです。
これは猫に限った話ではなく、ハムスターも同じ。
うちのハムは、なかなかペレットを食べてくれず、今まで色々試してきました。
あまりに安いものは成分がちょっと怖いので、高いものを買ってあげても、食べないときは食べません…
人間は、良いお値段のものは、なんとなく美味しいと感じてしまう、あるいは思い込んでしまう、そういう生き物です。
滑稽で、悲しい生き物だな、と思います。
好みに値段なんて関係にゃいのだ。
そう堂々と振る舞える猫やハムスターが、ちょっと羨ましく感じるのでした。