クマについて思うこと
最近我が北海道は、
住宅地やその近隣に
クマが頻繁に出没しています。
ここ数週間
クマ出没のニュースを
聞かない日はないほどです。
クマやそのフンの目撃情報があると
人間は大騒ぎし、
運悪く警察やハンターがいるところに
姿を現してしまったクマは
殺されてしまいます。
ただ出没しただけで、
何もしていないのにです。
昨日クマ出没情報があった
札幌南区北ノ沢などは、
沢や山の近くだったりして、
そりゃクマいるだろうよと
いうところです。
住んでいる人には悪いけれど、
そんなところに住んでいるのだから、
クマが現れることくらい
想定してほしいと思うのであります。
そもそも人間は、
自然を切り開き、
野生生物の住まいを奪って
自分たちの生活圏を
広げてきました。
クマが人の目の前に現れることが
多くなったということは、
クマを追いやるスペースが
いよいよ少なくなってきた
ということなのではないでしょうか。
私は安易な駆除には反対です。
人の方がクマと接触しないように
気をつけるべきだし、
更に言えば、人口が減少している昨今
人間の生活圏を縮小して
山や森を野生生物に一定程度
お返しすべきではないかと
思っています。
こんなに世の中ジジババばかりに
なっているのに、
まだ山や森を切り開いて
経済活動を推し進めようとする人間
(日本人)は、
本当に自分たちのことしか考えない
愚かな存在だと思います。
必要もないのに
安易に山に入らないこと、
山に入る場合には、
クマよけ鈴をつけたり
ラジオや音楽を鳴らし続けたりして
「出遭わない方がいいものがいるよ」
と教えてあげるべきです。
それが人にとっても
クマにとっても
現状良いことでしょう。
そういえば何年か前に
道東の方で
クマの住処に近いところに
住んでいるおじさんが
クマが入ってきたのを見て
しかり飛ばし、
クマを返したことがありました。
安易に殺さなくても
解決方法があるのです。
もう一度言います。
私は安易な駆除には大反対です。