どうして”RIMOWA”にこだわるのか。
ノートラベルノーライフ、そんな人にとっては辛い期間が続いていますね。
ところでこのノートに目を留めてくださったあなたはどんなスーツケースを愛用していますか?
現在、僕が旅する時に使っているスーツケースは主にRIMOWAの「クラシックフライト」(メインの大きめサイズ)、「クラシック」(機内持ち込み可能サイズ)の2つです。
それぞれ手に入れてから数年経ちますが、旅を重ねる毎に愛着は増すばかり。というわけで、僕が感じる「クラシックフライト」と「クラシック」の魅力を紹介させてください。
そもそも「クラシックフライト」と「クラシック」の違いについて、ですが大雑把に言ってしまえば「クラシックフライト」をリニューアルして生まれたのが「クラシック」です。
RIMOWAの歴史は長く、2018年に120周年を迎えると製品シリーズやロゴなどを刷新。この時に「クラシックフライト」は店頭から姿を消しましたが、その佇まいをほとんどそのまま「クラシック」は受け継いでいます。
(ロゴ、タグ、ハンドルの色、内側の作り等が異なる)
両者に共通する魅力、それはなんといってもこのデザインにあると思っています。
航空機を思わせる無機質なアルミニウムのボディーに付いた革製のハンドルがアクセントに。白でも黒でもない、ツヤ消しのシルバーがどんな服装に合わせてもスッと馴染んでくれるのです。
スーツを着て行く上司とのビジネストリップ、Tシャツに短パンとラフな格好で満喫したいリゾートへのバカンス、どちらへも違和感なく持って行くことができる。
飽きが来ない。これさえあれば十分だと感じさせてくれる。
そこに満足度の高さがあるのだと思います。
どんなに丁寧に扱っていても、ひとたび空港で預けてしまえば空港で働くスタッフに投げ飛ばされてしまう運命にあるのがスーツケース。
時折、空港では専用の機械を使ってスーツケースをラップでぐるぐる巻きにしている方を見かけます。ポリカーボネート製のスーツケースを使っていたら、きっと僕も使っているのかも…
とはいえ、多少の傷や凹みを気にしていたらせっかくの旅も楽しめないと思いませんか。
その点、「クラシックフライト」や「クラシック」のアルミニウム製のボディーには塗装は施されておらず、色がハゲるなどといった心配は初めから無用。多少の傷が付いたところで悪目立ちしにくく、それを経年「変化」としてポジティブに捉えられてしまうから不思議です。
万が一壊れてしまっても、直営店舗への持ち込みはもちろん、旅先の空港やホテルなどでも修理がきくというRIMOWAのサポート体制に対する安心感も手伝って、ストレスフリーに持ち運ぶことが出来ています。
「クラシックフライト」と「クラシック」の一番の違いはスーツケースを開けた時に現れます。
「クラシックフライト」にはその名に相応しく、内側のファブリックにはクラシカルな飛行機のモチーフが散りばめられています。片面は板で押さえつけるようにして、もう片面は紐をクロスさせてフックで留めることで荷物を固定させます。
一方の「クラシック」は両面板で押さえつけて荷物を固定することができるようになっています。
どちらも使いやすいのですが、あえて言うのであれば「クラシックフライト」の方がスーツケースを開いた時に左右の違いが明白なので物が見つけやすいです。そして、とにかく上品なライトブラウンのテキスタイルが良い…。というわけでやや「クラシックフライト」派です。
こうして幾つか魅力を挙げましたが、「クラシックフライト」や「クラシック」はその魅力であるデザインの性質上、他のRIMOWA製品と比較するとスーツケースを引く時のハンドルの微調整がきかない、ローラーの径が若干短い、本体の重量がある、といった事実があることもお伝えしておきたいと思います。
違いが気になる人はお店に足を運ぶか、それが難しければ電話をしていただけたらきっと店員さんが丁寧に教えてくださるはずです。
海外への渡航が制限されている今はこれまでの旅の思い出を今一度振り返ってみるも、次に行きたい旅先についてじっくりリサーチする時間に充ててみるもまた良し。
安心して「クラシックフライト」と「クラシック」を携えて旅に出られる日が一日も早く来ることを願うばかりです。
EDT : KYO.M PHOTO : RIMOWA OFFICIAL
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