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大工、スジとは!!

 前回、産廃営業部時代の先輩Yさんがよくよく使っていた、スジ、について意味がわからないと書きました。が、もう一度スジについて考えてみたい。


 なぜなら、このままだとYさんにも読者のあなたにもスジを通せていないことになってしまうからなのだ! ビシシッ!


 とね、これですよ。スジ。ここにヒントがありそう。前回、スジとは人と人との関係における責任とけじめ、だと僕は言いました。


 ちなみに例のAIに聞いてみたら『約束や言動と実際の行動が一致している場合、スジが通る行動と云う』だってさ、優等生! だけどちょっと説明が足りない気がするよね。


 だって、これだと僕がYさんと読者に対してスジが通せていないと感じてる部分が理解できないでしょ。もちろん約束なんてしてないし、スジって何?って書いただけだからね。


 だがしかし、僕はスジが通せていないと感じているのだ。なぜなら、人と人との関係における責任が果たされていないし、けじめもついていないからなのであ~る。コホン。


 Yさんの言う、スジを通すってことを噛み噛みして言い換えると、スジを通す=人と人との関係における責任を果たしてけじめをつける、と相成ります。


 このスジが発生する条件には「約束」や「言動」は必要なし。人と人が関係する場においては、必ず発生するものがスジ。この事実をYさんは僕に教えてくれた、というわけなのです。


 スジを通し続けて生きることが、仕事上も、人生上も大切なのだと。


 更に、Yさんのスジの特殊性はけじめをつけるという部分にあります。これは何かというと約束を守るというより、その場をクロージングさせるっていう感じ。


 超わかりにくいと思うけど、ここがキモなので、頑張って説明します。約束を守る、責任を果たす、だけだと、そこでプツンと終わっちゃう。ところが、けじめをつけることで、ハレからケ、ケからハレ又は公から個、個から公の継続性が生まれるのね。


 だから、成約の意味を持つ、そこで終わりではないクロージングをさせる、ってことになる。日本語で言うと、責任を成立させる、って感じ。要するに、そこに己が果たした責任を形にして残す、ってこと。キタコレ!


 これがスジ。Yさんのスジ。


 例えばトイレを使うという場。他にも使う人がいる場合、約束なんてしてなくても関係と責任が生まれるよね。だからキレイに使って、キレイにして出てくるっていう行動で責任を果たしてけじめをつける、すると次に使う人に対してスジが通せていて(この後が重要よ! よく聞いて!)その、次に使った人から自分がマウントをとられるようなスジ合いはない、ってことになるのだ!


 さすが元鬼ヤンのY式スジ!! 負けなし!


 ちなみに、僕の場合、スジとは何?ってYさんをネタに問題にしたことで、Yさんと読者に対してスジが発生したから、今、この解答を書いてスジを通した、というわけです。


 いくらでも例え話はできるけど、長くなったのでこの辺で。みなさんも常日頃からスジを通し続けて、他人にマウントをとられるスジ合いのない負けなし人生をお過ごしください・・・。


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