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DELTA Flight Museumで飛行機の撮影と17mmレンズ

今日はメモリアルデーで祝日です。さて、ATOLL ULTRA-WIDE ANGLE 2.8/17 ART LENSを導入してから1年が経過しました。このレンズ1本だけでアトランタ国際空港に隣接するDELTA Flight Museumで飛行機の撮影を楽しんだので、この写真と合わせてレンズの感想をまとめたいと思います。

飛行機の尾翼真下から撮りました。

使う頻度は低いけれど、満足度は高い

LAOWA 9mm F5.6 W DreamerやフォクトレンダーのHELIAR-HYPER WIDE 10mm F5.6という究極の超広角があるものの、この17mmもライカMマウントの中では超広角の部類になると思います。
大きくて482gと重いレンズのため、ストリートスナップで使うには気合いが入ります。そのため使う頻度はかなり低いです。これは買う前から予想していたことで、実際に使ってみて予想通りになった感じです。しかし、今回のDELTA Flight Museumのように限られたスペースの中で大きな被写体を写すなど超広角でしか撮れない状況や環境があるため、このレンズを手放すことはできないです。

手ごろな価格だけれど、安っぽさは無い。

超広角のMマウントレンズは、Leica 21mm f/3.4 Super-Angulonやサードパーティ含め多数あります。その中で、ロモグラフィーのATOLL ULTRA-WIDE ANGLE 2.8/17 ART LENSは手ごろな価格です。だからと言って、この商品は決して安っぽくはありません。むしろ、レトロかつメカニカルなデザインが格好良く所有感を感じさせます。自分にとって、この所有感はとても大切なファクターです。

汎用性が高いF2.8

超広角レンズの多くは、F値が低い暗めのレンズが多いです。このレンズは、F2.8と明るめのF値なので汎用性が高いです。特にフィルムカメラで使う場合は、レンズのF値は非常に大切です。

金属の質感をしっかり表現してくれます。

操作性は普通

絞りリングはクリックなしにスムース(連続的)に回転します。これは動画撮影を想定したようです。静止画しか撮らない私にとっては、クリック感があると良かったです。フォーカスリングは細いので操作性が良いとは言えません。ここは、もう少し太くして指の引っ掛かりを良くして欲しかったです。

外付けビューファインダーは超プラスチッキー

ただ、外付けビューファインダーは、超プラスチッキーでとっても安っぽいし見辛いです。デジタルライカを使っている人からすれば、背面モニターや電子ビューファインダーを使えば外付けビューファインダーの必要はありません。そのため、ここにコストを使わないと割り切ったのでしょう。私はフィルムをメインとしているので、オプションでも良いので質感が高く見やすい外付けビューファインダーを用意して欲しかったです。残念ながら、他メーカーでも17mmの外付けビューファインダーは存在していませんね。

極端なパースによる構図が楽しい。

ドラマリックなパースペクティブ

最短撮影距離25cmを生かした誇張されたパースと収束効果でドラマチックな描写が期待できます。ただ、フィルムカメラのM型では70cmより短い距離はレンジファインダーの測距外になります。デジタルM型だとEVFや背面モニターを活用して、この短い撮影距離を活かせますね。さらに、ソニーEマウント、ニコンZマウント、キヤノンRFマウントなど、ミラーレスカメラ向けのバージョンが用意されているので、この最短撮影距離による構図をさまざまなカメラで楽しめます。

まとめ

使う頻度は少ないものの、非常に満足度の高いレンズです。特に風景撮影や建築写真、狭い場所での撮影に適しています。今回のミュージアムは、主に室内での巨大な飛行機の撮影だったので、このレンズがとても重宝しました。所有しておいて損のないレンズだと思います。

カメラ:LEICA MP 0.72
レンズ:ATOLL ULTRA-WIDE ANGLE 2.8/17 ART LENS
フィルム:ILFORD HP5 PLUS
現像液:Kodak HC-110 希釈率H
停止液:水
定着液:TF-4 ARCHIVAL RAPID FIXER
水洗:水
水滴防止剤:Kodak Photo Flo 200
スキャナー:Plustek OpticFilm 8200i SE
スキャンソフト:SilverFast SE Plus 9 (RAW)
出力:Adobe Lightroom Classic



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