Mマウント超広角レンズ、フィルム機での感想 <週末自家現像>
LEICA M10-Pでは、デジタル機ならではの背面モニターを使って撮影を楽しんだATOLL ULTRA-WIDE ANGLE 2.8/17 ART LENSですが、フィルム機のLEICA MP 0.72には、当然、背面モニターはありません。そのため、外付けビューファインダーを使った、ざっくりとした画角の確認となります。
水平を取るのが若干面倒なので、水平を気にせず思うがまま撮るのが良いスタイルかと感じました。広い画角と相まってダイナミックな雰囲気になります。
路面電車がやってきたので、カメラを地面スレスレのポジションにしてカンで撮りました。割と良い感じです。世界が広いのは素敵ですね。
ビルの間から見上げて非常階段を撮りました。こういうのは広角レンズならではの写真ですね。
マルチコーティングを施したレンズによる素晴らしい逆光耐性で、積極的に光源を取り入れたくなります。こういう写真は、ChineStillのフィルムで撮ると、もっと面白い効果が出そうです。
外付けビューファインダーでざっくり画角をチェックして撮ると、本当に斜めだらけです。でも、それも良いか、と思うのが超広角レンズの良い所です。
とはいえ、全て斜めであるのも如何なものかと思い、水平も意識した風景もちゃんと撮影しました。デジタル機は歪曲収差が簡単に修正できますが、フィルムではそういう事は不可能です。このレンズは、歪みがかなり抑えられているのでフィルムでも安心して撮影ができます。
ATOLL ULTRA-WIDE ANGLE 2.8/17 ART LENSは447gと重いレンズですが、外観が銃火器のようで格好が良くテンションが上がります。おかげで、重さがさほど気になりません。
カメラ:LEICA MP 0.72
レンズ:ATOLL ULTRA-WIDE ANGLE 2.8/17 ART LENS
フィルム:ILFORD HP5 PLUS
現像液:Kodak HC-110 希釈率H
停止液:水
定着液:TF-4 ARCHIVAL RAPID FIXER
水洗:水
水滴防止剤:Kodak Photo Flo 200
スキャナー:Plustek OpticFilm 8200i SE
スキャンソフト:SilverFast SE Plus 9
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