こんにちはLEICA M10-P
Leica RumorsからLEICA MP 0.72に代わる安価なフィルムカメラが10月に発表されると記事が出ました。安価なフィルムカメラ、と言われるとLEICA M5に対するLEICA CL(LEITZ minolta CL)を思い起こさせます。先日、LEITZ minolta CLを断捨離しただけに興味津々です。
ただ、一つの根拠としてB&Hで入荷待ち(Back-Ordered)を挙げていますが、2年前、私がLEICA MP 0.72を買うときも長い間入荷待ち状態でした。その時は、B&Hのみならず本家ライカUSAオンラインストアでも入荷待ちでした。今は、ライカUSAオンラインストアでは購入可能です。そのため、この根拠は少し説得力が無いように感じました。
さて、先日LEICA M Typ240を返品しました。その返金と断捨離による入金の一部を追い金として使い、間髪を容れずLEICA M10-PをKEHで購入しました。LEICA M Type240はebayで現物を見ずに購入しましたが、今回は店頭で現物を確認して購入しました。これだけでも安心感が違います。
LEICA M Type240のドタバタで学んだのは、デジタルライカは保証が最も重要ということでした。KEHを選んだ最大の理由は、その保証を延長できるプログラムが提供されているからです。
最強の保証をオプションで購入
このオプション保障は、壊れて修理不可能でも同等品に交換するだけでなく、意図しない落下による破損でも保証してくれます。免責額もありません。
販売店の人が言うには、この最強保証プランは最近導入したようです。米国の中古カメラ販売の競合他社ではmpbが有名ですが、問い合わせたところ半年保証は付いていますが延長保証プランは販売していないとのことでした。
この保障の費用は販売価格と連動しており、今回購入したLEICA M10-Pでは2年延長で$229でした。私的にはリーズナブルだと思っています。ただ、注意しなければならないのは、落下による破損の修理・同等品との交換は一回きりです。また、天災や戦争、盗難や誤用による損傷は対象外になります。さらに米国外での故障も対象外になります。最長4年まで延長できますが、金額とのバランスで2年延長を選びました。
メーカー保証を1年間延長できた?
購入した後で知ったのですが、無料の1年間のメーカー保証も付ける事が出来たかもしれません。購入した製品をオンライン登録(My Products)すると、無料の1年間のメーカー保証をアクティブにする項目が現れたので、不思議に思いつつも有り難くアクティブにしました。
購入したM10-Pは2018年12月製造の中古品なので、メーカー保証が付けられるのは不思議です。調べてみると、、、
つまり、延長保証をアクティブに出来たということは、2019 年 10 月 1 日から 2021 年 9 月 30 日の間に販売された中古品ということでしょうか?もしくは新品扱い?ちなみに 2020年11月に新品で購入したLEICA MP 0.72には、この項目が出てきません。何故だろう?
ネットで調べると、、、
上記の内容が正しければ、中古で購入した私に対して延長保証は有効ではありませんね。もし有効だったら、ラッキーと思う事にします。
なぜM10-Pか
候補としてはM246 Monochrome と M10もありました。とくにM246 Monochromeは気になる存在でしたが、モノクロームはLEICA MP 0.72で撮るので、デジタルはカラーにすることにしました。そこで、M10(ブラック:美品)とM10-P(シルバー:新同)の2択です。シルバーはLEICA MP 0.72のブラックペイントとの全く違うテイストなので、最終的にM10-Pを選びました。
購入したM10-Pは約4年前に製造された商品ですが、使用感が全くなく背面液晶モニターと底蓋に出荷時の保護シールが綺麗に貼られていました。一見、新品と言っても過言ではありません。元箱や付属品、各種書類も揃っています。ただ、LEICA M Typ240の経験から油断はできません。
LEICA MP 0.72と並べると、MPのプラックペイントは艶やかで厚みのある塗装が醸し出すエレガントでセクシーな佇まいでとてもクラシカル、一方M10-Rは精緻で洗練されたモダンな印象です。ほぼ同じデザインですが、受ける印象が全く違うのが興味深いです。LEICA M Typ240はぽっちゃりボディでしたが、M10シリーズからフィルムに近いスリムなシルエットになりました。個人的には、ぽっちゃりボディも愛らしかったです。巻き上げノブをフィーチャーしたISOダイヤルが良いですね。簡単にISOを操作できるのが、何よりも有難いです。エングレーブ(刻印)は、M10-Pの「WETZLAR GERMANY」が記されたタイプが好みです。
シルバーボディが持つ軽快な印象を生かして、スポーティなストライプ入りのストラップを選びました。
ファーストインプレッション
驚くのは、LEICA M Typ240のぽっちゃりボディからフィルムカメラに近いスリボディへ変わっただけで、感覚的によりシームレスになりフィルムとデジタルの二刀流が完成した感じがしました。シャッター音は静寂性が高まり、LEICA MP 0.72のシャッターの感覚に近づいたように感じました。
いわゆるライカならではの空気感は、かなり期待できそうです。というわけで、二度目の正直でデジタルライカの導入です。フィルムとデジタルのM型ライカ二刀流を楽しみたいと思います。