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電子ビューファインダー EVF2を使ってみた
デジカメのライカM型の武器として挙げられるのが電子ビューファインダーです。M型ライカの最も重要な機能であるレンジファインダーを全否定するこの装備は、是非一度経験してみたかったのです。結果から言えば、とても素晴らしいです。デジタルカメラとして割り切って、レンジファインダーを完全に排除したM型が登場しても不思議ではありません。
ピントリングを回すとビューファインダーの中央部分が5倍、10倍に拡大表示され、シャッターボタンを半押しすれば元のサイズに戻り構図を調整してシャッターを切ります。目が弱くなってきた私にとって、これはとても便利な機能です。透き通るような光学ファインダーの素晴らしさにこだわりたいのですが、身体の衰えをカバーしてくれるデジタル技術に感服です。
朝起きて、すぐに大好きなチョコレートパンを作って食べる娘。口がチョコレートだらけになってしまい、直ぐに歯を磨きました。電子ビューファインダーによるピント合わせが楽なことを実感します。
公園で動き回っている娘を撮るのは、電子ビューファインダーでも難しいです。R6の瞳オートフォーカスの素晴らしさを実感しました。残念ながら、止まっている姿しかピントが合っていなかったです。自分の腕では、動き回る娘を撮るときは絞った方が良い事を再認識しました。一方、LEICA M Type240のシャッタースピードが1/4000まであるのが素晴らしいです。真っ昼間でも、背景をボカして撮影できます。
電子ビューファインダーを使ってローアングルで撮影。こういう撮影が出来るのはありがたい。
プールでは、電子ビューファインダーを外して撮影。万が一、水がかかったら電子接点に不具合が出るかもしれない。そもそも、プールでLEICAを使うだけでもリスクがありますが、、、
景色の撮影では、普通に電子ビューファインダーは便利。ただ、このような使い方は、光学ファインダーでも出来る。むしろ光学ファインダーで撮影したい。
やはり、開放でピントを合わせるときに、電子ビューファインダーが一番活躍します。
LEICA M Type240の電子ビューファインダー EVF2は140万ドットですが、LEICA M10の電子ビューファインダー ビゾフレックスは240万ドットと高精細になっています。いつか、このビゾフレックスも使ってみたいです。
カメラ:LEICA M Type240
レンズ:APO-SUMMICRON-M 50mm F/2 ASPH
現像ソフト:Adobe Lightroom Classic