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Voigtlander Nokton Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical II SCを4年間使った感想
このVoigtlander Nokton Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical II SC(長い機種名ですね)は、愛機であるLEICA MP 0.72ブラックペイントを購入したのとほぼ同時に入手しました。最大の購入理由は、このレンズもLEICA MP 0.72と同じ真鍮ボディ、ブラックペイントだからです。そしてクラシカルなデザインもお気に入りポイントでした。本当はブラックペイントのライカレンズが欲しかったのですが、残念ながらこの時はラインナップされていませんでした。
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それでも、このレンズを購入したことには大満足しています。1年前に、同じ大口径レンズのSummilux-M 50mm f/1.4 ASPH(ブラッククロームエディション)を手に入れましたが、このレンズを手放すことなく併用していました。Summilux-M 50mm f/1.4 ASPHよりもコンパクトなので、取り回しが良いのがこのレンズの利点です。最近はイエローフィルターを装着し、モノクロームフィルム専用レンズとして愛用しています。
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一方、ブラックペイントですが、4年間使っていて塗装が剥がれるなどエイジングは全くしていません。さすが日本品質です。しかし、塗装が剥がれて、真鍮が見えてくるエイジングを期待していた私にとって、これは少し残念なポイントです。
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もう一点、残念なポイントを挙げると、レンズ装着時の目印である赤いポイントです。ライカ純正レンズでは、大きな赤いドットが目立ち、非常に分かりやすいのですが、フォクトレンダー製品では控えめな印になっており、老眼が進行している私には非常に見づらいのが難点です。そのため、レンズを装着する際、一度で正確に取り付けられず、何度か無駄な動作を繰り返してしまうことがあります。これは、若干のストレスにつながります。
描写に関しては、Summilux-M 50mm f/1.4 ASPHの方が解像感や立体感、ボケの美しさで優れていると感じます。しかし、価格とクオリティのバランスを考えると、このレンズの描写は素晴らしいと言わざるを得ません。
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ということで、引き続きこのレンズを愛用していきたいと思います。