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SilverFast 9にアップグレード
フィルムスキャナーPlustek OpticFilm 8200i SEを導入した時にバンドルされていたフィルムスキャンソフトのSilverFast 8が調子悪くなりました。スキャンする毎にフリーズするのです。最初は、フィルムスキャナー側の問題かなと思っていました。このスキャナーは3週間前に故障し修理に出していたことから、新たな故障と思った次第です。スキャナーに対する信頼感が落ちていたので、まずスキャナーを疑ったワケです。
しかし、よくよく考えるとフィルムスキャナーを修理に出している間に、MacBook Proを13インチM1に機種変更しました。その時に、OSが最新のmacOS Big Sur (11.3.1)になり、SilverFast 8はこの最新OSに対応していなかったのです。
早速、SilverFast 9にアップデートしました。バージョンは、SilverFast SE Plusです。機能がてんこ盛りなのはSilverFast Ai Studioですが、自分の用途ではSilverFast SE Plusで十分と考えました。インストールして使ってみると、フリーズは全く起きません。やはりOSとソフトの互換性に起因していたことを確認できました。
SilverFast 8とSilverFast 9の機能的な差は良く分かりませんが、全体的にスキャンスピードが上がったように感じます。実際メーカーの説明では、スキャンを最大75%高速化する新しいアルゴリズムなど、多くの改良が施されているらしいです。ソフトが更新されたせいか分かりませんが、スキャナー側の変な機械音も無くなりました。おかげで、ストレスなく作業ができるようになりました。
注目する変更点として、ライセンスシステムの改訂が挙げれます。SilverFast 9では、一定の条件の下で、ライセンスを別のスキャナーに設定できるオプションがあります。例えばスキャナーが故障した場合、予備のスキャナーモデルに切り替えることができます。SilverFast 8までは、スキャナーとライセンスが紐付けされていて、これが出来なかったのですね。知らなかったです。
機能的にバージョン8からの大きく変わったワケではありませんが、明らかに操作感が向上しているので、アップデートして良かったです。
カメラ:CANON EOS ELAN 7S
レンズ:EF 100mm f/2.8L Macro IS USM
フィルム:ILFORD HP5 PLUS
現像液:ILFORD ILFOTECH DD-X
停止液:水
定着液:TF-4 ARCHIVAL RAPID FIXER
水洗:水
水滴防止剤:ILFORD SIMPLECITY
スキャナー:Plustek OpticFilm 8200i SE
スキャンソフト:SilverFast SE Plus 9