2回目の自家プリント
家族が寝静まった後、購入した現像液ILFORD MULTIGRADEでプリントをしてみました。今回の印画紙は、ILFORD MULTIGRADE RC Deluxe Paper (Pearl, 5 x 7")です。
初めての自家プリントでは、フィルム現像で使っているKODAK HC-110でプリントしましたが、この現像液はオフィシャルではプリントを勧めていません。そのため、ILFORD MULTIGRADE を購入しました。
前回は目視で現像の仕上がりを決めていましたが、今回はちゃんと時間を測りました。フィルム現像の時はiPhoneのDevelop!というアプリで時間を測っていますが、暗室ではiPhoneの光が感光の邪魔になるので使えません。そこで、シンプルな3針の腕時計で測りました。ORISの秒針は太いので、暗室の中でもしっかりと時間経過が見えました。1 + 9の希釈率でRCペーパーの場合1分間となります。
引き伸ばし機The Intrepid Compact Enlargerでは、コントラストがダイヤルで調整できます。前回はハイコントラストラストの5でしたが、今回はシャドウ部分が黒潰れしてしまいました。そのため、一番低いコントラストでトライしました。
今回は6つの写真を現像しました。
ILFORDの現像液は、黒の締まりがKODAK HC-110より良い印象です。HC-110は黒というより褐色のようで、現像液による表現の差は大きいように感じます。また、前回はGlossyでしたが今回はPearlです。Pearlのマット感あるテクスチャの方が高級感があって好みです。
ペーパーフレームに入れてみました。余白部分が一定に出来ていなかったので、少しぎこちないです。余白部分のコントロールは大切だと思いました。次回から気をつけて現像します。
カメラ:LEICA MP 0.72 / Rollei 35S
現像液:ILFORD MULTIGRADE
印画紙:ILFORD MULTIGRADE RC Deluxe Paper (Pearl, 5 x 7")
引き伸ばし機:The Intrepid Compact Enlarger
レンズ:EL-Nikkor 50mm F4
絞り:F8
コントラスト:0
露光時間:2.5秒
現像液:ILFORD MULTIGRADE 1 + 9の希釈率(20度、1分)
停止液:水(約10秒)
定着液:TF-4 ARCHIVAL RAPID FIXER(約30秒)
水洗:水(2分以上)