復活の視線入力AF、 EOS R3
正式発表されましたね、CANON EOS R3。キャッチコピーが「無双」と、唯一無二の存在を堂々とアピールしています。縦グリップ一体型で、防塵・防滴構造とマグネシウム合金製外装による頑丈さはEOS-1D X Mark IIIに匹敵します。EOS R3を積載したドローンがクラッシュしても、全く問題なかったPeter McKinnonの動画を見て驚きました。RFレンズはポッキリ折れましたが、本体は全く問題なしです。そのまま撮影を続けていました。
このカメラの最大の無双ポイントは、なんたって復活した視線入力AFです。ちょうど1年前に視線入力AFの復活を期待を書きましたが、まさか本当に復活するとは夢にも思いませんでした。
愛用のフィルム一眼レフCANON EOS ELAN 7NEには、視線入力AFが搭載されています。残念ながらデジタル一眼レフには、この最先端機能が受け継がれませんでした。しかし、ミラーレス一眼のEOS R3で復活したのです。おおよそ20年ぶりです。
キャノンの公式サイトの説明やYouTuberのレビューを見てみると、フィルム一眼レフ時代の視線入力AFとは全く違う次元の進化が遂げられているのが垣間見られます。フィルム時代の視線入力はEOS 3の45点の測距点が最高でしたが、R3は全面で視線入力が使え測距エリア分割数は1053分割です。人物検出や動物優先オートフォーカス、新搭載の乗り物優先オートフォーカスなどAIによる検出機能と連動して、高度なオートフォーカスを実現しています。複数の被写体の場合、自分がどの被写体にピントを合わせたいかを視線で指示できるのは大変便利だと思います。フィルム時代はAIによる検出機能が無かったため、正直、実用性に乏しいところがありましたが、20年の歳月を経て使える機能に進化したようです。胸熱です。
もうひとつ気になる新機能が、オートバイへのオートフォーカス(乗り物優先)です。再来週、家族旅行を兼ねてテキサス州オースティンで開催されるオートバイレースMotoGPの観戦に行きます。今年で引退する“生ける伝説”バレンティーノ・ロッシの勇姿を見に行きたいという、妻のたっての希望です。
2018年のMotoGP観戦では、EOS 5D Mark IVとEF 70–300mm F4–5.6L IS USMの組み合わせでした。下の写真はかなりトリミングしているので、トリミング耐性を考えるとEOS R6よりもEOS 5D Mark IVが有利です。今回は、EOS R6にするかEOS 5D Mark IVにするか悩みどころです。レンズは、EF 70–200mm F2.8L IS II USMと2倍のエクステンダーを持っていく予定です。EOS R3を借りたい、、、
残念なのは、EYE CONTROLのロゴが受け継がれなかった事です。このロゴが付いていたら涙が出ていたでしょう。
私は、EOS R6 Mark IIで視線入力AFが採用されるのを期待します。そうすれば、即決で購入します。それまでは、EOS ELAN 7NEで視線入力AFを楽しみます。
カメラ:CANON EOS 5D Mark IV
レンズ:EF 70–300mm F4–5.6L IS USM
出力:Adobe Camera RAW / Photoshop
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