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もじゃさんが新規就農するまでのお話 その玖

さてさて、前回見つかった温室を借りるべく、役所に行って打ち合わせなわけですよ。

農家じゃない人・法人が新規で農地を借りるのってすごく大変なんです。

・どういう形態の法人なのか
・どこの誰が、何日間どんな形で農業に携わるか
・農作業する人の実務経験
・営農初年度にかかる費用と予測売上、3年後の生産計画
・地区や近隣農家への協力が積極的かどうか

そして一番重要な項目

借りる面積は50a以上あるか

農地法で定められているんですよねー、下限面積が。

胡蝶蘭やる施設でいきなりそんな規模借りれねぇっすよ(´・ω・`)

でも、大丈夫
そんなあなたにぴったりの条件があります

集約的農業による下限面積の緩和

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イチゴや施設花卉など、少ない面積でも収益の上がる場合については

県が定める面積でよい。

とされていまして、どうやら施設下記はだいたい23aあれば良いということらしいです。

これ、さらっと書いている割にはけっこう大変だったんですよ。

いかん、面積足りねぇ

集約的農業での参入は面積要件が緩和されるらしいっ

まじかっ

よし、役所で聞いてみよう

となってから

香取市役所行ったり千葉県庁に行ったり

全国農業会議所に電話で確認したり

各地の農政課に問い合わせて自分たちと似た参入事例はないか聞いて回ったり

一つの要件を満たすだけで、東奔西走(;´Д`)

10日くらいこれ調べてたかも・・・・。

やっと30aあれば良いよと言ってもらえたので

今の条件で参入の目処が立ったので、計画書を本格的に作り始めました。

まぁ、農政の方としては、何だか良く分からないやつにホイホイ参入されて

地域が荒らされてはたまらん、ってことである程度厳しい要件とチェックをしているんだと思います。

農地は驚くほど面積単価を安く取得できるので、かつてはよからぬ輩が農地を買って宅地などに変えて販売するようなことが無いようにしているとも聞きました。

就農当時でもだいぶ要件も緩和されてきているので、今後はもっと入りやすくなるとは思うが

若い人がもっと入りやすいようにしようよーーー

と切に思った2011年秋と2015年夏。

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もじゃさん
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