もじゃさんが新規就農するまでのお話 その陸
前回、埼玉県は本庄市に行ってきた私
その後も埼玉県を中心に温室探しをふらふらと
いくつか温室は見つかりました
↓こんなのとか
もうね、ヴォロヴォロ(・ω・` )
土地がないと農業始められないんだけど
割れたガラスやら内部の補修でかなりの金額がかかってしまう・・・
一応、保留でこれではじめるにはいくらかかるか計算して仮に計画を立ててみることに。
そして、温室探しと平行してやっていたのが
鉢物の仕立て方
もじゃさん、切花の生産しかやっていなかったので
自分ひとりで農場やるにあたり、鉢物も仕立てられないといかんだろうということで
埼玉県の農場にお世話になって、鉢の仕立て研修を受けました。
では、いつものいってみましょう
当時の日記です~ m9っ`・ω・´)
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タイトル:鉢物やるのに鉢物未経験な人
2011年11月27日
そうです、私です(・∀・)
胡蝶蘭の切花生産は経験あるのですが
一般的に知られている胡蝶蘭の鉢物の仕立て方はまったくの未経験。
それで就農していきなり鉢物なんかできるわけありません。
どうにか仕立て方を学ばないと話にならないので
お世話になっている埼玉の農家さんに研修に行ってまいりました。
それが、10月22日……たしか。
さて、仕立て方なんですが
三株寄せ植えの3本立ちを作るわけです。
大き目の鉢(7.5~8寸)に3株ガスっと入れて、隙間を発泡スチロールなどで埋めてしっかり固定します。
で、
ぐーーーーっと支柱を曲げて
花をぐぐーーーーっと曲げて支柱に沿わせていくんですけど
超怖い。
こんなに花を曲げて大丈夫なのってくらい曲げるの。
これさ、自分で育てたやつならいいんだけど、人のやつだから超怖い。
バキッて花折っちゃったらえらいことっすよ(´・ω・`)
3本立ちで市場だと8000円なのでだいたい1本2600円くらい。
だから超怖い
しかも、うまく支柱も花も曲がってくれないの(´;ω;`)ウゥゥ
1時間くらいかけてようやく1株終わったんだけど
出来上がり見てみたらグチャってなってたorz
これ↓
もう、ぜんぜん商売にならない
真ん中の花がちょっと右寄りと少し右斜め
右の花が正面向いてないし少し高い
3本の花が平行じゃない
この後、修正してもらって何とか出荷できる状態にしてもらって一安心。
もっと数こなさないとねー
まだまだ修行は続くのです
(・∀・)
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もじゃさん慣れないながらも胡蝶蘭を取り扱った経験はあるので
飲み込みが早いと褒められる。
そして、調子に乗って
イケてる私の写真を撮ってもらう
あ、いや、調子に乗ったわけじゃないです。すんません(・A・)
就農するときの提出書類にこういった研修風景とか実務風景の写真が必要なんだって
文字だけじゃ信用できんようです。
んな、働いているときの写真なんかあるわけないじゃないですか。
しょうがないから、就職時代は式典の集合写真で何とか切り抜けましたよ、もぅ。。。
ということで、3ヶ月くらい鉢物研修を受けました
ここの生産者さんとは今でも付き合いがあってたまに電話しますw
これも縁ですねぇヽ(´ー`)ノ
2019年の追記
今でこそ補修も修理も自分でやったり見積もり出したりしてぱっと見でどれくらい費用が掛かるか計算できますが、収納活動当時は全くわかりませんでした。なので、このハウスは保留という風にしていましたが、いまだったら、なし寄りのなしです。
あと、あれです、市場で3本立ちが8000円と言っていたけど、今だとかなり評価の高い生産者さんの相対での価格です。それでもちょっと高いかも。。。セリに出ると引き合いにもよりますが概ね2000円~3000円くらいかなーと思います。
就農したてのもじゃさんみたいな市場ヒエラルキー最底辺のよう分からん小規模の生産者が中途半端なもの出したところで値段が付くわけないし、評価も上がらないっす。やるからには観た人がビビるような品物でないといけないです。でも、逆に言えば、わけわからん生産者でもビビるような品物作れればやりようによってはワンチャンあるってことです。
今になって思うのは、サービスを一瞬でもいいからバズらせる戦略をちゃんと練ってから始めればよかったなーと思っています。