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統合失調症 発症のきっかけ②
なぜ自然現象である雷を「自分がおこしたのかも」などと考えたのか?
それは、ずばり統合失調症の陽性症状だった。
下記はその例である。
・テレビやラジオで自分のことが報道されていると感じる
・本や新聞などの内容が自分のことを指していると信じている
つまり、私は統合失調症を発症したので、現実に起きた出来事に、妄想的な解釈をするようになってしまったのだ。
「雷のような衝撃を受けたこと」と、「実際に雷の激しい夜があったこと」を結びつけて、自分になにかすごいチカラが宿ったかのように錯覚したのである。
ただし、この時点では、自分が統合失調症であると気づいておらず、なんだか不思議な出来事が起きていると感じただけだった。
youtubeを観ていたある晩、私は全身に、たくさんの石がまとわりつくような重さを感じた。
一体この体の重さはなんだろう?
私の狂った思考回路はこう考えた。
「呪いって、本当にあるんだわ」
宮崎駿の映画「ハウルの動く城」でハウルが呪いに苦しむシーンが浮かんだ。
呪いを祓うために、私はyoutubeで音楽を流した。
宇多田ヒカルや、藤井風、米津玄師など、思いつくままに除霊してくれそうな音楽を選曲した。
「レッツゴー!陰陽師」や、Adoの「唱」は特に効果的だった。
でも、お経のyoutubeが断トツで効果が強かった。
「お経はラップなんだ。もっとバイブスあげてこ〜!!」などと考えていた。
どんどん身体が軽くなっていき、呪いが解け、自分の魂が次元上昇=アセンションしたと感じた。
この後、何度もyoutubeの音楽でアセンションを繰り返すようになる。
※ちなみに、このアセンションとはスピリチュアル用語である。
東村アキコ先生のマンガ「メロポンだし」に出てくる言葉。
私はこのマンガをイメージして、アセンションしていた。